医療費は、皆様に納付いただく保険料、自己負担および税金などで賄われています。
医療の高度化や被保険者の高齢化などの理由から、医療費は増加傾向にあります。医療費が増えることで医療保険財政が圧迫されると、保険料の増額にもつながります。
加入者一人ひとりの適正な受診により、医療費を節減することが出来ますので、下記をご確認いただき、健康保険の医療費の適正化にご協力をお願いいたします。
◆重複・頻回受診は避けましょう
同じ病気で繰り返し医療機関を受診することにより、医療費がかさむ上に身体に負担がかかります。
まずは「かかりつけ医」に相談し、必要に応じて専門医を紹介してもらいましょう。
◆ジェネリック医薬品を利用しましょう
ジェネリック(後発)医薬品は先発医薬品と同等の効果である上、先発医薬品より安価に提供されています。
主治医や薬剤師と相談の上、ジェネリック医薬品の利用もご検討ください。
◆繰り返し使える「リフィル処方せん」をご存じですか?
「リフィル処方せん」は症状が安定しており、通院は控えても良いと医師が判断した場合に、処方せんを一定期間反復利用(最大3回)できます。「リフィル処方せん」を使用している間は、ご自身の症状の変化があった際対応できるように、かかりつけ薬局を決めておくことをおすすめします。
◆年に一度は健康診査を受けましょう
病気を早期発見できれば、受診回数が少なくすみます。健康診査結果から生活習慣を見直し、健康管理に役立てましょう。
◆交通事故などによる傷病の治療に健康保険を使ったときは届出が必要です
交通事故など、第三者の行為による傷病で医療機関などにかかった場合、治療費は原則として第三者(加害者)が負担することになります。健康保険を使って治療した場合は、必ず届出をしてください。
◆接骨院・整骨院(柔道整復師)での施術は治療の場合に限り健康保険が適用されます
健康保険は治療を目的としたものであり、柔道整復師による施術は、健康保険の対象にならない場合があります。
施術を受ける際には負傷の原因を正確に伝え、健康保険が適用されるか事前に確認しましょう。
健康保険の療養費は、加入者の保険料などから支払われています。医療費の適正な支出のため、次のことにご注意ください。
▽健康保険が使えるもの
・医師や柔道整復師に、骨折、脱臼、打撲、ねんざ(肉離れを含む)と診断または判断され、施術を受けたとき
・骨・筋肉・関節のケガや痛みで、その負傷原因がはっきりしているとき
▽健康保険が使えないもの
・疲労性・慢性的な要因による肩こりや筋肉疲労
・脳疾患後遺症などの慢性病や症状改善の見られない長期の施術
・病院や診療所などで同じ負傷部位を治療中のもの
・労災保険が適用される仕事中や通勤途中での負傷
▽治療を受けるときの注意
・柔道整復施術療養費支給申請書の内容をよく確認して、署名してください。
・施術が長期にわたる場合は、内科的要因も考えられますので、医師の診察を受けましょう。
・領収書は必ず保管し、保険者からの医療費通知で金額・日数などの確認をしてください。
・保険者から治療内容について照会する場合があります。ご自身で回答できるよう、負傷部位・施術内容・施術日の記録、領収書などの保管をお願いします。
問合せ:
・国民健康保険・後期高齢者医療制度について
町役場健康保険課 保険年金班【電話】56-7115
・その他健康保険について
各健康保険の保険者
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