生涯学習推進だより No.309

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5年ぶりの開催に向けて～平生町音楽鑑賞会～

平生町音楽協会

平生町内の小学校・中学校で学んだ多くの方は、子どものころ、生の迫力ある演奏や歌声を鑑賞した記憶があるのではないでしょうか?
秋の行事の先陣を切り、毎年10月上旬に開催されてきた町音楽鑑賞会には、長い歴史があり、鑑賞会に携わってこられた多くの人の熱い思いが引き継がれています。
昭和41年に「子どもたちにすばらしい生の音楽に触れる機会を」という思いで、当時のPTAのみなさんが取り組まれたのがこの鑑賞会のはじまりです。当時は、ビールケースの上に木の板を敷いてステージを設営し、出演者を迎えていたそうです。この取り組みを受け継ぐ形で、昭和50年に町音楽協会が発足し、子どもたちに加えて、町民のみなさんにも芸術文化鑑賞の機会を提供してきました。
広島交響楽団から始まり、さまざまなジャンルの生演奏が企画されているのがこの演奏会で、現在、イタリアーノ観光大使としてご活躍の町出身歌手中井亮一さん・森裕美子さんをお迎えした年もあります。記念すべき50回目は「由紀さおりand安田祥子童謡コンサート」でした。この年は来場者が1000人を越え、大盛況となりました。現在54回まで続いています。
第55回に向けて、出演者と各調整を行っていた令和2年、新型コロナウイルス感染症感染防止の観点から開催が見送られました。この年から3年間は、協会加入サークルの活動成果を披露する「町民音楽祭」も開催できず、音楽協会にとってはもどかしい時期が続きましたが、昨年4年ぶりにステージで活動を披露することができ、少しずつではありますが、協会に活気が戻っています。
音楽鑑賞会についても、令和2年度に予定していた「薗田憲一とデキシーキングス」を迎え、5年ぶりに開催の運びとなりました。「薗田憲一とデキシーキングス」は3回目の来町になります。
5年ぶりの開催に向けて現在準備を進めています。
ぜひ、生の音楽を聴いて楽しく、有意義な時間を過ごしませんか。