柳井商業高等学校跡地の利活用に関する情報をお知らせする『翠が丘通信』。今号では、複合図書館(愛称:みどりが丘図書館)に入るカフェについて紹介します。
■当初から期待の高かったカフェ
市民の皆さんから複合図書館へのさまざまな提案をいただくために行われたワークショップでのアンケートでは、「図書館でコーヒーやお茶が飲みたい」という意見が多数ありました。
▽アンケート結果(平成30年2月9日ワークショップにて)
新しくできる図書館で本を読む、借りる以外にどのようなことをしたいですか(あてはまるもの3つ)
■ワークショップでカフェの整備を決定
アンケート結果などを踏まえ、複数回にわたり設計者を交えて行われたワークショップでは、市民の皆さんが図書館でやってみたい活動やそのために必要な空間などについて意見を交換しました。その結果、右の5つの複合図書館設計方針を定め、その1つとしてカフェの整備を進めることになりました。
▽複合図書館5つの設計方針
(1)賑やかな空間と静かな空間との共存
(2)芝生広場との一体的・連続的な整備
(3)少人数での活動がしやすい多目的な空間の整備
(4)中高生の利用しやすい空間の整備
(5)カフェエリア・飲食スペースの整備
■図書館に溶け込み、一息つけるカフェにしたい
市では図書館にカフェを設けることで、居心地の良い公共空間になることを期待して運営事業者を公募しました。審査の結果、その運営候補者に決まったフジヤマコーヒーロースターズのお二人に話を聞きました。
●フジヤマコーヒーロースターズ
○藤山(ふじやま)博康(ひろやす)さん
萩市出身。ジャパンコーヒーロースティングチャンピオンシップ2012、2015全国入賞。CQI認定Qグレーダー(国際コーヒー鑑定士)
○藤山(ふじやま)舞(まい)さん
柳井市出身。ジャパンブリューワーズカップ2017全国入賞。
▽-運営事業者に応募したきっかけを教えてください。
複合図書館が建設されるという話を聞き、早くからどんな図書館になるのだろうと興味を持っていました。開館に向けて行われたワークショップで、図書館でお茶やコーヒーが飲みたいという多数の意見を聞いたとき、自分たちが新しい図書館でカフェができたらとわくわくしたことがきっかけです。
▽-本を読むだけでなく、さまざまな活動ができる場として整備される空間で、カフェをどのように運営したいですか?
あくまで図書館内のカフェということで、多くの人は静かに読書をされると思います。ですので、まずはそうした人がくつろげる場所であることが大切であると考えています。そのうえで、静かな空間に溶け込んだ、ほっと一息つけるカフェにしたいです。
さらに、図書館の落ち着いた空間の中で、コーヒーの淹いれ方教室などもできたら楽しそうだなと思っています。
▽-幅広い世代に図書館を楽しく利用してもらうにあたり、メニューなどで工夫しようとしていることはありますか?
当社の自家焙ばいせん煎のスペシャルティコーヒーを味わいながら、特別な一時を過ごしてもらいたいです。
もちろん、子どもから高齢者まですべての世代が楽しめるよう紅茶やジュースなどのコーヒー以外の飲み物も用意する予定です。将来的には地元の農家さんと共同し、季節の果物などを使ったジュースなども提供したいと考えています。
また食事も楽しみたい利用者の皆さんには、軽食や焼き菓子などのスイーツの提供を検討しています。
※現在、柳井図書館とフジヤマコーヒーロ―スターズで、カフェの営業日や営業時間、メニューなどを調整しています。
問い合わせ:政策企画課
【電話】22-2111内線471
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