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保健センターだより

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山口県田布施町

『乳幼児突然死症候群(SIDS)を知っていますか?』

何の予兆や病歴のない元気な赤ちゃんが、眠っている間に突然死亡してしまうことがあります。窒息などの事故とは異なるこのような疾患を『乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)』といいます。令和3年は全国で81人の乳幼児がSIDSで亡くなっており、1歳未満の赤ちゃんの死亡原因としては第3位となっています。SIDSの原因はわかっておらず、予防方法は確立していませんが、いくつかの点に留意すれば、発症のリスクを低くすることができます。

◆SIDSの発症リスクを低くするには
▽1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせましょう
SIDSは、うつぶせ、あおむけのどちらでも発症しますが、うつぶせに寝かせた方がSIDSの発生率が高いということが明らかになっています。
医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合を除き、赤ちゃんは顔が見えるあおむけに寝かせましょう。
この取組は、睡眠中の窒息事故を防ぐ上でも有効です。

▽できるだけ母乳で育てましょう
母乳で育てられている赤ちゃんの方がSIDSの発生率が低いということが調査からわかっています。可能な範囲で母乳育児に挑戦してみましょう。

▽たばこをやめましょう
たばこはSIDS発生の大きな危険因子です。赤ちゃんのそばでたばこを吸うことはやめましょう。また、妊娠中の喫煙もお腹の中の赤ちゃんの呼吸中枢に悪い影響を及ぼすため、妊婦はもちろん、周囲の人の禁煙もとても大切です。

◆11月は『乳幼児突然死症候群(SIDS)対策強化月間』です
SIDSは寒い時期に発症する傾向が高いため、厚生労働省は11月をSIDS対策月間としています。
赤ちゃんをSIDSから守るため、お母さんやお父さんだけでなく、赤ちゃんの身近にいる人もSIDSについて理解を深め、SIDSの発症リスクを低くする取組に協力しましょう。

(参考:厚生労働省ホームページ)

問合せ:保健センター
【電話】52-4999

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