8月24日から26日に、アメリカのニューヨークで現地の飲食業者などを招き、萩の伝統産業である「萩焼」とGI(ジーアイ)指定を受けている「萩の清酒」を試飲するイベントを開催し、PRを行いました。
マンハッタン地区のレストランでのレセプションでは、飲食店関係者、酒類輸入事業者、日本政府関係者などの78人を招き、萩焼酒器によるGI萩の日本酒の試飲会を行いました。「東洋美人」をアメリカで既に販売されている澄川酒造場をはじめとした6蔵元と、萩焼の7窯が参加しました。訪問客は14種類の萩焼の酒器から好みの作品を選び、17種類の日本酒との「ペアリング」を楽しんでいました。
また、ブルックリン地区にある酒蔵と日本酒を取り扱っている酒類販売店では、現地の皆さんを対象に萩焼を使った日本酒の試飲会を行いました。
萩市から自治体国際化協会ニューヨーク事務所に派遣されている職員が企画運営に携わっており、日本酒と陶器を同時に売り込む取り組みは現地でも珍しく、現地の方々からも好評でした。
今後、海外への新たな流通の構築と販路拡大の効果が期待されます。
日程(現地時間):8月24日~26日
事業内容:
・レストランでのレセプション(マンハッタン地区)
・酒蔵、酒類販売店でのイベント(ブルックリン地区)
・ニューヨーク山口県人会との意見交換
参加酒造:
・訪米…岡崎酒造場(川上)・澄川酒造場(田万川)・阿武の鶴酒造(阿武町)
・清酒提供…岩﨑酒造(東田町)・中村酒造(椿東)・八千代酒造(むつみ)
参加窯元:
・訪米…岡田窯(椿東)・御台場窯(旭)・松林庵(三見)
・作品提供…カネコツカサ(三見)・勝景庵(しょうけいあん)(椿東)・大華山鳥雲窯(たいかざんちょううんがま)(山田)・牧野窯(三見)
■萩地区のお酒が『地理的表示「萩」(GI萩)』に指定!
2021年3月30日、萩市と阿武町にある6つの酒蔵が製造する日本酒が、酒類では中四国地方で初めて国が地域ブランドを保護する制度「地理的表示(GI)」に指定されました。
「GI萩」は、国税庁長官が指定する酒類の地理的表示としては、全国で15例目、清酒としては8例目の指定となります。
▽地理的表示(GI)とは?
酒類や農産品において、ある特定の産地ならではの特性(品質、社会的評価)が確立されている場合に、当該産地内で生産され、生産基準を満たした商品だけが、その産地名(地域ブランド)を独占的に名乗る制度のことです。
問い合わせ:商工振興課
【電話】25-3108
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