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自治体の皆さまへ

令和6年度まちづくり懇談会(1)

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山口県阿武町

阿武町のまちづくりについて、町長や各課長などが町民のみなさんに直接説明する令和6年度のまちづくり懇談会が、3地区で開かれ、延196人の出席がありました。各会場で皆さんから寄せられた、町政に対する、さまざまなご意見について、会場での質疑応答の要約を掲載します。

Q.地域に診療所設置を検討できないか
A.オンライン診療など医療の確保を検討
問:
今後、齋藤医院の継続が難しくなることを想定し、令和8年度より「あぶ診療所」の開設を進めていると聞いています。
宇田郷地区についても、隔週でもいいので臨時的に仮診療所の設置は検討できないでしょうか。(宇田中央)
答:
地域の医療については、拠点によるオンライン診療を検討しております。最近では、オンライン診療ができる車で診療を行う方法もあります。
そういった方法をあぶ診療所を整備する際に検討していきたいと思います。
そうすることで、医師は奈古にいながら宇田郷と福賀での診療が可能になると考えています。

Q.病害虫による農作物被害の補助は
A.状況により県と協議し対応する
問:農作物にカメムシなどの広範囲の病害虫が発生した場合、町の補助などはありますか。(宇田中央)
答:
今年は暖冬により越冬したカメムシが多く、地域によっては注意報が出ています。果樹につきやすく、これからの時期、防除を徹底してほしいと思います。
ウンカについても、県から病害虫発生予察情報があり次第、防災無線などで注意を呼びかけています。過去に被害が甚大で収穫量が確保できなかった場合、県と協力して何かしらの支援を行ったこともあります。
しかし、そのような状況にならないように防除の徹底をお願いしたいと考えています。

Q.JRや国道法面下の環境整備を
A.JRや国に根気強く要求していく
問:国道やJRなどが保有している土地の草刈りについて景観を損なわないような環境整備を国などに働きかけてほしいと思います。(同)
答:
JRや国道法面下の環境整備については、根気よく各事業所や機関に働きかけている状況です。
その成果があったのか国道では草刈りの回数が増えています。
県河川についても、柳の木などの処分を、県に毎年依頼していますので、町として努力していることは理解していただきたいと思います。

Q.地域おこし協力隊の定着について
A.住み続けたくなる地域づくりを目指す
問:
地域おこし協力隊が着任しても、なかなか定着しないのは、理想と現実のミスマッチなのだと思います。
着任の本人の意思が尊重されていないからではないでしょうか。
協力隊が地域に定着できるような工夫を考えてほしいと思います。(宇田中央)
答:
町としても地域に定住してほしいと考えていますが、子育てなどの理由により離れていった経緯があります。現在1名の地域おこし協力隊がおり、その他にも随時募集を行っています。
募集の際にミッションを掲げて募集しており、そのミッションを達成すると次の自治体に行くケースもあります。
定住しなければならないという風潮が、若者にプレッシャーを与えている可能性もあるので、本人の意思を尊重し、去る者を無理やり引き止めることはしていません。若者が住みたくなる地域を作っていく必要があると考えています。

Q.惣郷鉄橋の観光地化について
A.迷惑行為防止策も含めて検討
問:
惣郷鉄橋の周辺において、撮影者の車が多く、駐車場がない状況です。
観光地として環境づくりができないでしょうか。(惣郷)
答:
観光地化することによって荒らされたりする場合もあります。
過去には迷惑行為などもあり、観光地化に踏み切れなかった経緯もあります。
対策も含めて検討していきたいと思います。

Q.風力発電の進捗状況
A.環境に与える影響を調査中
問:HSE株式会社が計画している「(仮称)阿武風力発電事業」の進捗状況について教えてください。(宇田中央)
答:
風力発電建設の工程は1から6段階まであり、現在、第2段階の「環境影響評価」と聞いています。
「環境影響評価」とは、建設にあたり環境にどのような影響を及ぼすか調査を行うもので、動植物などの生態に影響を与えないために設置場所の検討を重ねている状況と聞いています。

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