Q.人口が減少する中で萩市との連携は
A.図書館や斎場、消防などで萩市と連携
問:人口問題研究所の推計によると、2050年には阿武町の人口は半減すると言われていますが、萩市との連携は今後どのように行われていくのでしょうか。(宇田中央)
答:
萩市と阿武町は一心同体のような関係であり、10年前の人口問題研究所の推計と現在の人口を比較すると推計とは大きく異なっており、人口減少のペースが鈍化しています。
仕事の場として萩市があるので阿武町だけですべての行政機能を維持することは難しいと考えます。
「定住自立圏構想」の中で萩市との協定に基づき、図書館や斎場、消防などお互いに助け合いながら一緒になって盛り上げていきたいと考えています。
Q.道路の浸水被害をどう防ぐ
A.迂回路で対応を
問:福賀地区の大井川周辺の浸水被害の対策をどのように考えていますか。(下笹尾)
答:浸水被害への対応について、ポンプ排水や大井川への流入水を止めることを検討しましたが、浸水の被害を防ぐことが難しいと判断したため、迂回路での対応を考えています。
Q.農業法人の今後について
A.農業大学校の卒業生の招致も
問:農事組合法人や個人の農業の経営について、継承支援事業などの近隣の例や現実的に動いている例があれば教えていただきたいと思います。(金社)
答:
農業法人については若返りが必要だと考えています。
農業大学校で農業法人に就農すること目的とした土地利用学科があり、卒業生を招き入れるのも一つの案です。
農業法人の経営の統合も一つの手だと考えています。
Q.災害時の復旧シュミレーションは
A.様々な状況を想定し防災計画を策定
問:
能登半島の地震により倒壊した家屋が、見放されている地域もあります。
阿武町においても震災が起きた際の復旧のシュミレーションが必要ではないかと考えています。(宇生賀)
答:
能登半島の地震については、県を通じて町職員を派遣し、倒壊家屋の被害状況調査を行いました。
いろいろな災害が各地域で起きていますので、防災計画を作る上で各地域のケースを参考しながら策定していきたいと思います。
Q.役場の職員の女性採用を
A.採用人数を増やすなどして調整
問:
女性人口が減り続ける中で、若年女性が定着できる環境が必要だと感じます。
女性が働ける主な場所として役場があると思いますが、今年の新人職員は男性のみの採用でした。
意識的に女性を採用すべきではないかと思います。(森見藤)
答:
全職員のうち4割は女性であり、近年の採用については女性を多く採用しています。
役場で女性職員を雇用することは若年女性を定着するために、大切なことだとは思います。
女性の採用枠を特別に設けるのではなく、採用人数を増やすなどして女性職員を雇用できるよう務めます。
Q.あぶPAYの将来展望は
A.試験的に実施する中で検討
問:
現状、あぶPAYは地域通貨としての機能はなく、木の駅での販売料や奨励金の一部などが現金からあぶPAYポイントに変更されました。
地域内商品券の配付がなくなれば、あぶPAYポイントは木の駅や奨励金のみでしか増やす手段がないと思いますので、今後の展望について知りたいです。(同)
答:
奨励金を交付する場合、現金が一番便利ではありますが、一部を地域通貨にすることで地域内で循環し、地域に還元できます。
地域通貨を発行することで地域内でお金が落ちる仕組みを作り、それを電子媒体で実験的に行うことを目的としてあぶPAYがあります。
今後の展開については、実験の経過を見つつ検討していきたいと思います。
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