~山形市が取り組んだこと8選~
市民の皆さんから納めていただいた市税や国・県から交付されたお金がどのように使われたかをお知らせします。今後も財政の健全性を維持しながら、市民サービスのさらなる充実に努めていきます。
令和5(2023)年度は、さまざまなイベントが通常開催されるなど、コロナ禍で休止していた社会活動、経済活動を取り戻す再起動の1年でした。健康医療先進都市、文化創造都市の実現に向け、令和4(2022)年度にオープンした多くの戦略的拠点施設等を効果的に活用し、地域の魅力向上や地域課題の解決等に取り組むなど、「山形市発展計画2025」に掲げる3つの基本方針の基、重点政策の推進を図り、持続可能なまちづくりを進めました。
▽健康の保持・増進
〇SUKSK(スクスク)生活推進事業
健康づくりに向けた活動や健康に対する意識高揚を一層推進し、健康寿命の延伸を実現するため、食事、運動、休養、社会および禁煙・受動喫煙防止に留意する「SUKSK(スクスク)生活」の推進、普及・啓発を行いました。
2023年8月には、2人のSUKSKマイスターが誕生し、SUKSK生活の伝道師として、健康づくりの普及啓発や健康プログラムの開発等に取り組んでもらいました。
▽健やかな子どもの育成
〇学校現場のICT化に向けた機器等整備事業
情報技術とこれまでの教育実践とを最適に組み合わせ、主体的・対話的で深い学びの実現を図るため、市内小中学校の普通教室の3分の1と理科室に電子黒板を導入しました。
1人1台配備しているタブレット端末にAI学習ソフトを導入して効果的に活用するなど、一人一人の学習の進度に合わせた個別最適な学習を推進しました。
▽地域共生社会の実現
〇福祉まるごと支援事業
個別の支援制度では解決できない、子ども・障がい者・高齢者・生活困窮者といった分野を超えた複合的な課題を把握・整理し、各相談機関の連携・調整を図る多機関コーディネーターを市社会福祉協議会に配置し、包括的な相談支援を行いました。
支援関係機関との連携や地域住民とのつながりを構築するために継続的な相談支援を行い、支援が届いていない人を把握し、時間をかけた丁寧な働きかけを行いました。
▽創造都市の推進
〇Q1 プロジェクト推進事業
2022年9月1日にオープンした文化創造都市の拠点施設であるやまがたクリエイティブシティセンターQ1の管理運営を行い、創造性を産業へとつなぎ、新たな価値を生み出しています。創造都市の推進を図るための動画制作や先進事例を学ぶ会議の開催、創造都市推進の担い手を育成するためのワークショップも実施しました。
最新のイベント情報等詳しくは、やまがたクリエイティブシティセンターQ1ホームページへ。
写真提供:株式会社Q1
▽地域経済の活性化
〇七日町第6ブロック北御殿堰(ごてんぜき)整備事業
十一屋本店とオワゾブルー山形の間を流れる御殿堰を整備しました。これまでコンクリートで覆われ、見えなくなっていた堰を開け、歴史を感じる玉石積みの堰、冬でもそぞろ歩きができる無散水消雪機能を有した石張りの歩道を整備しました。
水の流れる音を聞きながら散歩をしたり、座ってお菓子を食べたり、憩いと癒やしの空間が誕生しました。周辺ではマルシェや音楽イベントなどが行われ、新たなにぎわいを創出しています。
▽山形ブランドの浸透と交流の拡大
〇道の駅整備事業
蔵王や山形の地域資源の魅力を発信し、交流人口の拡大を図るため、新たな観光・交通・防災の拠点として、2023年12月に道の駅「やまがた蔵王」がオープンしました。
2024年6月には、来場者100万人を達成。飲食や物販コーナーのほか、樹氷ホールでは多彩なイベントが開催され、オープン以来県内外から多くの方が来場しています。いつ来ても楽しめる道の駅となっていますので、ぜひお越しください。
▽都市の活動を支える基盤整備
〇粋七エリア整備事業
中心市街地である七日町地区において、「粋な町七日町」をコンセプトに登録有形文化財である料亭や世界かんがい施設遺産に登録された「山形五堰」の1つである御殿堰を活用した「歩くほど幸せになるまち」の実現に向けて、事業を進めました。
粋七のイメージ動画等詳しくは、市ホームページへ。
▽環境保全
〇「脱炭素社会(ゼロカーボン)」実現普及・啓発事業
家庭における電気代やCO2の削減を促進し、ゼロカーボンの取り組みを加速するため、省エネ性能の高い家電への買い換えに対するキャンペーンを実施しました。
イベント等での脱炭素社会についての普及啓発活動のほか、気象予報士を招いての講演会や子ども向けの講座など、多くの方に地球温暖化防止への意識を高める活動を行いました。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>