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潜入レポート

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山形県 クリエイティブ・コモンズ

■どうなってるの!?
高速道路のトンネル工事
大きな山を貫くトンネルはどうやってつくっているの?

▽最新技術を活用しながら、安全・安心な工事をしています。
私たちが、早く、快適に、車で移動できる高速道路。真室川町の県境近くでは、将来、東北中央自動車道の一部になる「真室川雄勝道路」(長さ7.2キロメートル)の工事が進んでいます。なかでも、山間部に欠かせないのがトンネルです。雪に強い道路を目指す真室川雄勝道路は、6割がトンネルの区間です。現在工事中の「新及位トンネル」は、長さ約1.1キロメートルを約2年半の期間をかけてつくります。工事は、1ドリルジャンボと呼ばれる大きな機械と火薬を使って山の岩を砕く、2土砂をトンネルの外に出す、3鉄の骨組みやコンクリートなどでトンネルの壁を補強する、という作業を繰り返し、1日当たり約3メートルから4メートルのペースで掘り進めます。とても危険な工事を安全に、正確に行うためには、高い技術が必要です。全国から集まったトンネル工事の達人たちが、AIや自動操縦などの最新技術を活用しながら、慎重に掘り進めています。

◆ヒミツポイント
▽作業員の健康を守るために
工事で発生するほこりから作業員を守るため、天井に設置した大きなパイプで外のきれいな空気をトンネル内に送り、換気をしています。

▽土砂をかき出す力持ち
土砂をかき出すのは、トンネル工事専用のホイールローダー。土砂は、道路の盛り土などに利用します。

▽使った水をきれいにする装置
作業に使った水は、特別な装置できれいな水にして川に流します。現場近くの環境も守りながら工事を進めています。

▽トンネル工事を支える最新技術!
山の重みなどで生じるトンネルの小さなゆがみや、作業機械の状態、気象予報などをリアルタイムで確認し、安全で正確な工事を行っています。

国土交通省山形河川国道事務所
新庄国道維持出張所専門官 髙田教継(たかだのりつぎ)さん
真室川雄勝道路の整備により、国道と高速道路のダブルネットワークで雪に強い交通網となります。また、山形・秋田間の移動時間の短縮や観光の拡大が期待されています。現場見学もできますので、詳しくは、山形河川国道事務所のホームページをご覧ください。

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