県では、県民の皆さんが幸せを実感できる山形を目指し、本県ならではの地域資源、暮らし方の価値などを見つめ直すきっかけづくりや機運の醸成に取り組んでいます。
■やまがた幸せサミット
令和5年12月に、山形の未来をより良いものにするためのアイデアを発表する「山形の未来創造高校生アイデアコンテスト」や、本県ゆかりの著名人らによるトークセッションを開催し、山形の良さや誇り、山形の暮らしの中にある「幸せ」などについて考えました。
◆ワタシだけが気づいた!?知られざる山形の幸せ
▽トークセッションから
・私は山形の滝が大好き。都会ではテーマパークなどの人工的に作られたもので幸せを感じるかもしれないが、山形では自然の豊かさで幸せを感じられるのはすごい。
・山形県は食料自給率が高く、食に対する安心感がある。
■山形の未来創造高校生アイデアコンテスト最優秀賞
「おせっかいなお花屋さんプロジェクト」
県立置賜農業高等学校2年
橋本 綾寧さん
佐藤 妃那さん
前柳 あいかさん
普段学習している園芸や福祉を地域の課題解決に生かせないかと思い、自分たちが育てた花を高齢者に届けたり、手入れのために訪問したりしながら高齢者を見守るアイデアを考えました。発表までの準備期間でアイデアを深めたり、大学生と意見交換したり、さまざまな経験ができました。応援してくれたクラスメート、熱心にサポートしてくださった東北芸術工科大学の学生の皆さん、多くの人に感謝したいです。私たちのプロジェクトが山形県や置賜地域をより良くしていけるよう、実現に向け頑張っていきます。
■やまがた幸せエピソードコンテスト
生活の中で感じた「山形だからこその幸せ」をテーマに、エピソードと写真を募集し、コンテストを開催しました。審査の結果、最優秀賞を受賞した作品を紹介します。
▽エピソード部門最優秀賞
お客様はラーメン 荒木 絵里子さん(寒河江市)
私が子供の頃、午前中のお客さんが昼近くまでいらっしゃると、必ず出前でラーメンを取ってご馳走したものです。「もうこんな時間だ!お昼だから、帰るよ。」と、お客さんが帰ろうとすると母は「あら!今、ラーメン注文したから、食べてってけろ!」と言って引き止めたものでした。
母は、私の分もラーメンを注文してくれるので、子供の頃の私は、午前中の来客があると「やったぁ!ラーメンだぁ!」と嬉しくて、お客さんの顔がラーメンに見えるようでした。
お客さんも、お寿司なら恐縮して遠慮してしまうかもしれませんが、ラーメンなら断れない。スグ食べないと伸びてしまうので、注文されたら、遠慮せずご馳走になれるラーメン!
山形県民のさり気ない気配りと、おもてなしの気持ち。ご馳走と言っても、飾り気のないシンプルな醤油ラーメン。山形市のラーメン支出額が1位、2位なのも、そのDNAからくるものなのかもしれません。出前のラーメンは、山形のやさしさが詰まったご馳走です。
▽写真部門最優秀賞
「やまがたの自然の魅力!満喫プロジェクト」
山口 俊一さん(山形市)
皆さんの暮らしの中には、どんな「幸せ」があるでしょうか。おいしいものを食べたとき、家族や友人と過ごす何気ないひととき、ふと感じる季節や景色の移ろい。豊かな自然と食に恵まれ、伝統や文化の息づく山形。
皆さんの暮らしの中にある「幸せ」、あらためて見つめ直してみませんか。
県ホームページでは、県民幸福度アンケートの調査結果や県の取組みを紹介しています。
※詳しくはこちら
【URL】https://www.pref.yamagata.jp/020060/shiawase_yamagata.html
問い合わせ:企画調整課
【電話】023-630-2896
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