■水分補給
・のどが渇いていなくてもこまめな水分補給
「1時間ごとにコップ1杯が目安です」
・汗をたくさんかいたときは塩分も忘れずに
・アルコールでの水分補給はダメ
■暑さ対策
・屋外では日傘や帽子を使い、涼しい服装に
・室内ではエアコンを使い、適切な室温に
「扇風機や換気扇との併用も効果的!」
・幼児や高齢者は暑さを感じにくい場合があるので要注意!
気温が高い日に熱中症による救急搬送が多くなっています。熱中症を防ぐには、「水分補給」と「暑さを避けること」が大切です。
◆熱中症による救急搬送者数昨年は過去最多に
昨年(令和5年)の夏は、全国的にこれまでにない猛暑に見舞われ、山形県内における熱中症による救急搬送者は、過去最多の1,111人となりました。
今年の夏も、猛暑となることが予想されています。のどが渇いていなくてもこまめに水分補給をする、室内ではエアコンを使用して適温を保つなど、熱中症を未然に防ぐ行動を実践することが大切です。
▽県内の熱中症による救急搬送者数(5月から9月)
令和元年…765人(うち65歳以上は431人)
令和2年(注釈)…608人(うち65歳以上は398人)
(注釈)令和2年の調査期間は6月から9月
令和3年…597人(うち65歳以上は370人)
令和4年…552人(うち65歳以上は342人)
令和5年…1,111人(うち65歳以上は667人)
高齢者が6割
◆特に高齢者は注意が必要
熱中症による救急搬送者のうち、65歳以上の高齢者は約6割を占めています。高齢者は、暑さやのどの渇きを感じにくい、あるいは体に熱がたまりやすいなどの傾向があることから、特に注意が必要です。
また、救急搬送の発生場所は、「住居」が最も多くなっています。要因としては、エアコンがない、あるいは使用控えによるものと考えられます。建物の中であっても油断せず、水分補給はもちろんのこと、エアコンや扇風機などを適切に使用しましょう。
◆熱中症による救急搬送の発生場所
(令和元年から令和5年の累計に占める割合)
住居…47パーセント
公衆出入場所(注釈)…18パーセント
(注釈)劇場、飲食店、競技場、屋外駐車場をはじめとする不特定の人が出入りする場所
工場、工事現場など…10パーセント
道路…10パーセント
教育機関…4パーセント
田畑、森林など…4パーセント
その他…7パーセント
屋内でも油断しないで!
ガマンしないでエアコンを利用しましょう!
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