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特集 来夢来人、NEXT STAGEへ!「次世代の地域づくり中核人材育成事業」

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山形県三川町

特集 来夢来人(らいむらいと)、NEXT(ネクスト)STAGE(ステージ)へ!
「次世代の地域づくり中核人材育成事業」

県教育委員会が各地区で実施するこの事業に、町の中高生ボランティアサークル来夢来人が取り組み、活動を重ねてきました。
本紙次のページからは、参加した中高生らの活躍と成長、そしてこれからの展望をお伝えします。

■次世代のリーダーを育成
県が主催する「次世代の地域づくり中核人材育成事業」は、県内の中高生を対象に、地域活動への理解を深め、地域づくりの次世代のリーダーとしての資質を高めることを目的として実施されています。令和5年度は、町の中高生ボランティアサークル来夢来人が、対象になりました。
来夢来人には、町内の中高生が多数所属しており、活発な活動が継続的に行われています。また、参加している中高生は、地域に対する意識がとても高く、近年は地域外からも注目を集めることが増えました。

■地域活動の実践
この事業では、県内各地で活躍する若者たちから、「青年ファシリテーター※」が選ばれ、参加者をサポートしています。
地域でのボランティア活動を行ってきた来夢来人は、この事業を通して、青年ファシリテーターとともに、地域の課題解決に向けてアイデアを出し合い、2つの地域活動を企画・運営しました。
※ファシリテーター…目的に向かって円滑で効率的な会議を実践させるための進行役

■地域活動第1弾キッズイベントを企画・運営しよう!
企画会議で課題やアイデアを出し合った参加者らは、活動の第1弾として「町のイベントで自分たちが考えた企画を行う」ことに決めました。
そして、4年ぶりに開催されたみかわまち納涼祭で、子どもたちが楽しめるイベントとして、「ビンゴ大会」「フォトスポット設置」「クラフト体験」「レモネード販売」を、来夢来人が企画・運営しました。
納涼祭当日は、来夢来人のメンバーが午前中から準備に励み、イベントを成功させることができました。

▽達成感と新たな発見
企画を見事成功させた参加者からは、次のような言葉が聞かれ、やりがいと新たな気づきを得たようです。
・自ら企画して準備する楽しさと、それぞれの個性を生かすことができ、達成感が得られました。
・年代関係なく、地域のつながりは大切だと感じました。来夢来人も大きく貢献して、納涼祭を盛り上げることができ、「町づくり」という貴重な経験ができてとても楽しかったです。
・これからの取り組みには、チームワークや地域との結びつきが必要だと実感しました。このことを強めていくことでより良い未来を築くことができると感じました。

▽「先輩」から「後輩」へ
また、活動をともにした青年ファシリテーターは、活動に励む来夢来人の姿から次のように感じ、地域で活躍する先輩として、後輩の頼もしさを感じたようです。
・年齢に関わらず自分の意見や希望をはっきり言える関係づくりは難しいが、それが自然にできていて素晴らしいと感じました!
・「町を良くしたい」という思いと同時に、「自分たちのサークルを良くしたい」という思いを持っていて、チームとしての頼もしさを感じました!

■地域活動第2弾活躍する若者の姿を小中学生に伝えよう!
第2弾の活動は、若者の地域活動への意識をさらに高めていくために、「町で活躍する若者の取り組みや活動の様子を、小中学生に伝えていく」ことに決まりました。
そのために、「VOLO(ウォロ)!を作る会」※を立ち上げ、若者が組織する町の団体などが協力して、若者の活躍を発信する冊子を作成しました。
完成した冊子は、町内の小・中学校に配布し、3月12日(火)には、三川中学校で、冊子を活用したプレゼンテーションが行われました。

▽「参画者」へと成長
中高生が活動に励む姿からは、自らが企画・運営することの楽しさを感じている様子が見られました。
また、今回の事業が、ボランティア活動を自ら企画・運営するという「次のステージ」へ踏み出すきっかけとなり、来夢来人のメンバーは「参加者」から「参画者」へと、成長を遂げることができたようです。

▽さらなる一歩へ
こうした地域活動が広がっていき、三川町をより盛り上げていく若者の活躍が、さらに増えることを期待しています。

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