■災害から身を守るために 町防災訓練を実施
10月20日、中山中学校を会場に町民参加型の防災訓練が行われました。この訓練は町と消防団が企画し、自主防災組織や町民の皆さんに参加していただき毎年実施しているもので、山形盆地断層帯を震源とした大規模な地震を想定して、各種訓練が行われました。
訓練では中山中学校に災害対策本部を設置し、情報収集や発信方法について確認しました。体育館では、避難所開設訓練が行われ、実際にパーテーションや簡易ベッドを設置し、訓練に参加した方々に使い心地を体験してもらいました。また、最上川中部水道企業団による給水訓練や、女性消防隊による応急手当講習会が行われ、参加した人たちは「結構力がいるね」などと話しながら、心肺蘇生法などを学びました。
消防団では、各部で情報収集訓練や初期消火訓練を行い、緊急時の対応を確認しました。また、全部隊による大規模火災訓練が中山中学校周辺で行われ、連携した放水による消火の手順を確認しました。
■被災者の早期生活再建に向けて 災害時における被災者支援に関する協定を締結
災害時にいち早く復旧・復興を行い生活再建を進めるため、10月23日に、山形県家屋調査士会(菅原淳会長)と「災害時における被災者支援に関する協定」を締結しました。
この協定は、災害時に土地家屋調査士より、(1)不動産の表示に関する登記についての相談(2)土地の筆界に関する相談(3)筆界特定の手続きに関する相談など、具体的な復旧手段の相談業務に携わっていただくものです。
また、10月11日には、社会福祉法人中山町社会福祉協議会(秋葉秀出男会長)と「中山町災害ボランティアセンターの設置・運営に関する協定書」を締結し、災害時の被災者支援体勢の強化を図りました。
■山辺青年会議所創立50周年記念式典が開催
10月22日、創立50周年を迎えた一般社団法人山辺青年会議所(村山知理事長)の記念式典が開催されました。
山辺青年会議所は、中山町と山辺町地域の活力ある地域づくりを目指し活動している団体です。式典では村山知理事長から「これからもわたくしたちなりに、地域の課題と正面から向き合い、課題解決のために努力してまいります」とあいさつがあり、意気込みが語られました。
■歴史民俗資料館特別展示ー中山家伝来品ー開催 振り返る70年の歴史
町誕生70周年を記念し、町立歴史民俗資料館で特別展が開催されています。中山町は昭和29年10月1日、長崎町と豊田村が合併して誕生しました。合併当時は町を挙げて祝い、祝賀行進や合唱が行われたようです。また、町名の由来となった旧領主中山氏が入部して640年目を迎えました。当時の写真や中山家ゆかりの新収蔵資料を中心に、文書や旗指物などを一堂に集めている今回の展示は非常に貴重な機会となっており、来場者は興味深そうに写真を撮ったり見学していました。10月19日には横尾尚壽氏(中山町郷土研究会顧問、古文書を楽しむ会代表)によるギャラリートークが開催され、町の歴史について詳しくお話いただきました。横尾氏の笑みがこぼれるような解説や質問コーナーなどで、より深く学ぶことができたようです。
特別展は12月26日(木)まで開催していますので、ぜひ覗いてみてはいかがでしょうか。
■“いじめ・非行をなくそう”標語の優秀作品を表彰
この標語は、いじめや非行をなくすための啓発活動の一環として、町青少年育成町民会議と天童地区保護司会中山分会が町内小中学校を対象に募集しているものです。今年度は、3校全児童生徒から応募をいただき、計685作品が集まりました。この中から各校優秀賞3つが選定され、作品は中央公民館、ほんわ館、ひまわり温泉ゆ・ら・ら、ヤマザワ中山店に掲示されていますので、お立ち寄りの際はぜひご覧ください。
一覧については本紙をご参照ください
■スポーツ講演を開催
10月14日に日本体育大学学長の石井隆憲氏をお迎えし、町スポーツ協会主催講演・町スポーツ少年団指導者・育成母集団研修会として「スポーツと町づくり」をテーマに講演会を開催しました。
ミャンマーの伝統行事「チンロン」の研究論をもとに、国と地域が一体化することでスポーツ文化が国内外に発信され、活動の継続が支援されていることなど、本町のスポーツ振興のための新たな視点について学ぶ機会となりました。
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