がんの中で、女性が最もかかりやすいのが「乳がん」です。令和5年度に本市で行われた乳がん検診では、2,327名の受診者の内、3名に乳がん、19名に乳房の病気が発見されました。乳がんは早期に発見して治療することで、9割は治るといわれています。早期発見ができるように、定期的に乳がん検診を受けましょう。
石山智敏(ともはる)先生
県立新庄病院 副院長
外科・乳腺外科(乳腺専門医)
~早期発見のため、皆さんに心掛けていただきたい!~
■3つの提言
▽乳がんマンモグラフィ検診が重要!
自覚症状がある場合は、すでに病気が進行していることが多いです。早期発見・治療するためには定期的に検診を受けることが大切です。
▽精密検査を受けてください!
検診後、精密検査を勧める連絡票が届いたら、乳腺外来を受診してください。受診しなければ検診の意味がありません。専門医の診察を受けることで、病気の早期発見につながるなど、検診結果を有効に活用できます。
▽違和感があったら、すぐに乳腺外来へ!
普段から自分の乳房の状態を把握しておくと、変化に気付くことができます。乳房のしこりや乳頭の血性分泌など、自覚症状や乳房の変化があったら、速やかに乳腺外来を受診してください。
県立新庄病院は、最上地域で唯一、乳腺外来診察を行っています。がん治療が必要な場合は、がん相談支援センターのスタッフと共に、治療と生活の両立ができるように相談や支援を行っています。
■乳がん検診の受診率
~新庄市の受診率は、山形県全体と比べて高いの~!しかし、5年間で低下しているんじゃなぁ…~
▽乳がん検診には助成があります!
対象:40歳以上の偶数年齢の女性の方(奇数年齢でも、前年度未受診の方には助成があります)
検診料金:1,600円
詳しくは、健康課健康推進係へ。
【電話】29‒5791
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