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文化財・歴史 アラカルト

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山形県新庄市

~新庄開府400年(2025年)に向け、新庄の貴重な文化財(たから)を巡るシリーズ~
第23回 八幡神社本殿・拝殿(鳥越)/国指定重要文化財(建造物)

鳥越の八幡神社本殿は、新庄藩初代藩主戸沢政盛の養子である定盛によって、1638(寛永15)年に建てられた、この地方で最も古い建物の一つです。
その当時、荒小屋地区に鷹狩りに出かけた定盛は、自慢の鷹に逃げられてしまいました。ところが、当時は荒小屋地区にあった八幡神社を参拝したところ、鷹が無事に帰って来たそうです。八幡神社へのお礼として、定盛は城下を一望できる鳥越の地に、神社を移設しました。
この神社の本殿には、力士や鬼の面などの極彩色の彫刻が施されていましたが、長年の風化により、現在は彫刻の一部に彩色の跡が残るのみとなっています。
拝殿は1691(元禄4)年、二代藩主正誠(まさのぶ)の時代に建設され、本殿とは対照的に木材に色を付けない素木造(しらきつくり)で作られ、江戸時代初期の建築技術を伝える貴重な建物です。

問合せ:歴史センター
【電話】22-2188

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