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【特集】新庄市の文化財

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山形県新庄市

■新庄市の文化財
本市には、国・県・市それぞれに登録された文化財が数多くあります。それらの文化財は、この地域の長い歴史の中で生まれ、大切に守られ、そして紡がれてきた「地域の宝」です。
「文化財の歴史」=「地域の歴史」これからも、大切な地域の宝を守り、残していくために、本市の文化財と、その保護に取り組む方々を紹介します。

■-知っていますか?-新庄市の文化財
▽文化財とは?
文化財とは、国や地域の長い歴史の中で生まれ、先人たちによって今日まで守り伝えられてきた歴史ある建物や美術品、生活や技術のことです。これらの文化財は、地域特有の暮らしや環境の中で形作られたものであり、地域の個性そのものです。先人たちが守り伝えてきた文化財を、次の世代に受け継いでいくことが、今を生きる人々に与えられた使命とも言えます。
国では「文化財保護法」を定め、県や市ではそれぞれに条例を定めて文化財の保護に取り組んでいます。こうした法律や条例に基づいて指定(登録)された文化財を「指定(登録)文化財」といいます。

▽本市の文化財
本市には、令和6年4月現在で、国指定7件、県指定6件、市指定56件の文化財のほか、国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財に、「萩野・仁田山の鹿子踊」と「最上地方の山の神の勧進」の2件が選択されています。いずれの文化財も、本市固有の歴史や文化を物語る貴重な財産であり、保存と活用を両立しながら、保護に取り組んで行く必要があります。

▽本市の文化財の体系(文化財登録件数)

これらは代表的な文化財の例です。その他の文化財について、詳しくは市ホームページをご覧ください。

▽令和5年度に新たに市指定文化財に登録された文化財
・豊年瑞相談(ほうねんずいそうだん)(市指定有形文化財・古文書)
江戸時代中期の1755(宝暦5)年に新庄藩を襲った大飢饉(ききん)と、その翌年に始まった天満宮祭礼の様子が記されたものです。天満宮祭礼は新庄まつりの起源とされ、まつりの由来を知る上でも貴重な史料です。
・天保年中巳荒子孫伝(てんぽうねんちゅうしこうしそんでん)(市指定有形文化財・古文書)
旧南山村(現在の大蔵村南山)の庄屋・柿崎弥左衛門が記した天保の飢饉の記録です。全5巻のうち、本市に現存するのは2巻と3巻のみですが、当時の飢饉における新庄藩の惨状や他藩の動向、天満宮の祭礼の様子が領民の視点で詳細に記されている、貴重な史料です。
・鳥越八幡宮(とりごえはちまんぐう)の土舞台(つちぶたい)(市指定史跡)
鳥越八幡宮社殿の左手に位置する二段の舞台です。昭和初期の農業指導者・松田甚次郎が、地元の青年たちとともに、宮沢賢治からの教えの1つである「農村劇」を上演するために造られました。甚次郎が逝去するまでに、この舞台を中心に計36回の劇が上演されました。

▽旧矢作家住宅保存修理工事が完了しました!
市内泉田にある国指定重要文化財(建造物)旧矢作家住宅では、茅葺(かやぶき)屋根や建具の老朽化が進んでいたため、令和4~5年度にかけて、保存修理工事を実施しました。冬季の休家期間を経て、4月から公開を再開しています。ぜひ足をお運びください。
「旧矢作家住宅」
場所:大字泉田字往還東460
【電話】25-2257

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