■きれいな空気・星空・あおぞらを永遠(とわ)に!
-エコミュージアムタウンから-
郷土にとってかけがえのない貴重な財産である美しい空、清らかな大気を守り続けるために―。
大気環境保全を広く呼びかけるため、毎年全国各地で開催している「『星空の街・あおぞらの街』全国大会」。その第36回大会が9月14日と15日、創遊館を主会場に開催されました。
今回はその様子や、関連して行われた事業を紹介するとともに、町の自然環境の魅力に注目します。
◆山形県内初の開催
「星空の街・あおぞらの街」全国協議会は、大気環境の保全に対する意識を高め、郷土の環境を活かした地域おこしの推進を目的として活動しており、令和6年9月時点で379の自治体(山形県内では8自治体)が加入しています。
朝日町は平成5年に加入し、空気をご神体とした環境モニュメント「空気神社」をはじめ、これまで環境保全を意識したまちづくりを行ってきました。環境省と県、そして全国協議会が主催し、平成元年度から続いている本大会。山形県内では今回が初めての開催となりました
◆朝日町の取組みを広く発信
大会では環境大臣の式辞、高円宮妃殿下からはお言葉を賜り、優れた活動などを行った団体および個人への表彰も行われました。
また、朝日町からはNPO法人あさひまちエコミュージアム協会の長岡信悦理事長(常盤)が星空観察のあゆみを、朝日町観光協会の清野直治事務局長(古槙)からは空気神社を通じた取り組みを報告し、改めて空気の大切さを発信しました。
○大会テーマは町民が考案
大会テーマの「きれいな空気・星空・あおぞらを永遠(とわ)に!-エコミュージアムタウンから-」を考案したのは志藤一枝さん(川通)。本年4月の募集で、応募いただいた14点の中から決定したものです。
Q.テーマに込めた思いは?
大好きな町の景色や空気などを伝えたいと思いながら考えました。
県外から移住した私にとって、新鮮で感動的な町の自然を、みんなで持続していけたらと思います。
○星を知る記念講演
開催を記念した講演に登壇したのは、「鶴岡スペースステーション」代表の佐藤涼子さん。
佐藤さんは、JAXAの関連企業に勤め、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」の実験運用管制官を担当。退職後は、その経験を生かし庄内地方を中心に子どもたちに宇宙を身近に感じてもらえるようなワークショップなどに取り組んでいます。
講演ではJAXAで取り組んだことやワークショップなどの様子とともに、宇宙から見た星の魅力を紹介しました。
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