ぽっぴーの健康コラム いろいろあります!○○週間・月間

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■7月22日～28日　肝臓週間
肝臓は体に必要な栄養分を作り蓄え、消化吸収を助ける胆汁を生成・分泌、有害物質を無害化、ウイルスや細菌からの感染を防ぐといったさまざまな働きを担っている臓器であり、元気な生活を送るうえで肝臓が健康であることはとても大切です。
「肝臓週間」は、肝炎の病態や知識、予防、治療に関わる理解を広めるとともに、肝炎ウイルス検査の受検促進を目指す週間です。今回のコラムでは、国内感染者数が最も多い感染症とも言われているウイルス性肝炎について紹介します。

◆ウイルス性肝炎ってなに?
ウイルス性肝炎は、A・B・C・D・E型などの肝炎ウイルスに感染することで肝臓に炎症が起こり、肝臓の細胞が壊される疾患です。
◇なかでも、B・C型肝炎ウイルスは
長期間にわたり炎症が持続する慢性肝炎を引き起こす危険性があり、注意が必要です。慢性肝炎は放置していると肝硬変や肝臓がんに発展する可能性があるため、早期発見・早期治療が重要になります。
◇しかし、肝臓は沈黙の臓器とも
呼ばれており、多くの場合、炎症が起こっても症状は見られません。B・C型肝炎においてはウイルス保持者が国内におよそB型110万人、C型90万人いると推定されています。ですが、治療に結びついているのは、およそB型19万人、C型30万人となっています。多くの肝炎ウイルス保持者が、感染の自覚がないまま毎日を過ごしていることが問題視されているのです。

◆肝炎ウイルス検査の助成が受けられます!
肝炎ウイルスに感染しているかどうかは、血液検査で調べることができます。これまで一度も肝炎ウイルス検査を受けたことがない方や健康診断で肝機能に異常があった方、感染に不安がある方は一度検査を受けることをお奨めします。
村山市の健康診断では肝炎ウイルス検査にかかる費用を一部助成しています。希望される場合はオプション検査項目を追加してください。また、検査の結果肝炎ウイルスに感染していたことが分かった場合は、肝臓の状態を知るためにも検査結果を持って専門医へ相談するようにしましょう。

◆肝炎ウイルスの感染原因
B型‥血液や体液(輸血、針刺し、性感染、母子感染など)
C型‥血液(輸血、針刺しなど)