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ぽっぴーの健康コラム~いろいろあります!○○週間・月間

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山形県村山市

■8月1日~31日食品衛生月間
厚生労働省では、食品衛生管理の普及・啓発のため、毎年8月を食品衛生月間と定めています。みなさんも家庭での食中毒予防のため、今一度食品衛生について確認をしましょう!

◇夏に要注意!細菌による食中毒
食中毒は、下痢や腹痛、発熱、吐き気などの症状を引き起こし、ときには命に関わる病気です。原因として、細菌、ウイルス、自然毒が挙げられますが、夏は湿度・気温が高く、細菌が増えやすい環境になるため、特に注意が必要です。食中毒を起こす細菌は土の中や水、ヒトや動物の皮膚や腸の中など、身近ないたる所に存在し、家庭の食事が原因となることもあります。

◆食中毒予防は細菌をつけない・増やさない・やっつけるの3原則
–夏を楽しむためにこんな場面に気を付けてみましょう!–
◇バーベキュー…注意すべき細菌:腸管出血性大腸菌、サルモネラ菌、腸炎ビブリオ、カンピロバクターなど
生肉や生魚にはさまざまな食中毒の原因となる細菌が潜んでいます。新鮮だから安全という訳ではありません。多くの細菌は75度以上で1分加熱することで死滅させることができます。
《対処法》
・生肉や生魚が他の食品と接しないようにし、低温で保存する
・食材の中心まで火が通っていることを確認する
・生肉や生魚を扱った調理器具(トング・箸・まな板など)を使い回さない

◇カレーなどの煮込み料理…注意すべき細菌:ウエルシュ菌
鍋などで作る料理の底は酸素が少ないため、ウエルシュ菌が増殖しやすく、また、12度~50度で増殖を始めるため、粗熱をとるために室温状態で放置するのは危険です。ウエルシュ菌自体は加熱することで死滅しますが、菌が形成する芽胞は通常の加熱では死滅させることができないため、加熱しても安心はできません。
《対処法》
・調理中は鍋底に空気を送るようによくかき混ぜながら加熱する
・調理後、早めに食べきるようにし、保存する場合は速やかに粗熱をとって冷蔵庫などへ入れる(底の浅い容器や保存袋に小分けすると冷めやすいです)

◇お弁当づくり…注意すべき細菌:黄色ブドウ球菌
黄色ブドウ球菌は、ヒトや動物の傷口、手指、鼻、のど、耳、皮膚に生息しており、健康なヒトでも保菌している可能性があります。30度~37度で活発に増殖し、人に危害をおよぼす毒素を作ります。作られた毒素は通常の加熱で破壊することはできません。おにぎり・弁当・サンドイッチなどの素手で扱う食品を作る際には特に注意が必要です。
《対処法》
・調理前はしっかり手を洗い、手指に傷がある時はできる限り調理しない
・ラップや使い捨ての調理用手袋を活用し、食べ物に素手で触れないようにする
食品の室温放置を避け、10度以下で保存する

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