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自治体の皆さまへ

地域おこし協力隊が行く‼(後藤武蔵・小野優太朗)

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山形県飯豊町

■私とSDGs(エスディージーズ)~持続可能な私の取り組み~
SDGsへの貢献:8・11・17
飯豊町の魅力を町内外の方に知っていただき、新たな魅力を発見することを目的に、飯豊町里山ツアーが開催されました。このツアーを共同企画した飯豊町萩生出身の島貫洋平さん(名古屋市在住)にインタビューしました。この活動は主にSDGsのGoal17(パートナーシップで目標を達成しよう)に貢献しています。

◇はじめに里山ツアーについて紹介してください
今回の企画は、町内外の人に飯豊町の歴史や文化、暮らしを体感していただきながら、地域の価値を発見したり、新たな視点で気づいたこと、感じたことをフィードバックしていただくことを目的としたフィールドワークツアーです。県外から8名(東京都、名古屋市、島根県)、県内から3名(山形市、飯豊町、長井市)の計11名が参加しました。

◇里山ツアーを始めるきっかけを教えてください
日本の里山資源を生かしたツーリズムの在り方を検討する有志の協議会に参加する中で、「もし飯豊町を知ってもらうツアーを作るとしたら何ができるだろう」と考えました。2人で飯豊町の魅力、人、文化、特産を挙げていったところ、実際にツアーを実施してみたいという熱が一気に高まり、ツアーの企画・実行に至りました。

◇飯豊町をフィールドに活動する楽しさやりがいについて教えてください
今回やってみて感じたのは「飯豊町には、まだまだ知られざる価値・楽しさがたくさんある」ということです。例えば、散居集落がどうして生まれたのか?その中で飯豊の人がどうやって自然と共生し、自分たちの文化を築いてきたのか?などといった独自の風土に、町外の皆さんが価値を感じてくれると気付かされました。また、一緒に参加した飯豊町出身の高校生も、いつもと違う視点で町を見る体験をして、地元民の誇りにつながったのではないかとも感じました。

◇今後、やってみたい取り組みがあれば、教えてください
まずは、さらなる町の可能性について多くの町の方と意見交換をしていきたいです。そのうえで、今回を踏まえて第二・第三弾のツアーの企画や、参加した地域内外の方々の新たな取り組みの土台になってくれたらいいなと考えています。将来的には教育・研修プログラムとして活用できるまでに発展したら面白いなと思っています。

■SDGs一口メモ! SDGs用語解説(第4回)
◇エコツーリズム
エコツーリズムは、生態系や自然環境に配慮し、旅を通じて環境に対する理解を深めようという考え方です。また、そのような旅の仕方と定義されています。
加えて、自然環境への影響を最小限に抑え、旅行費用ができるだけ現地に落ちる仕組みになっていて、かつ旅行者もしっかり現地の自然や文化について学ぶことのできる旅でもあります。自然・現地の人々・旅行者それぞれにとってwin-winの関係であると言えます。

[ecotourism]
・自然・文化の保護と保全
・地域資源を生かした観光の推進
・地域経済の活性化

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