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飯豊町で新しい学校教育が始まります~魅力ある義務教育学校の開校を目指して~

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山形県飯豊町

■第9回 飯豊型の義務教育学校(2)
令和8年4月から開校する飯豊町の義務教育学校は、「施設分離型」でスタートします。前回に引き続き、校舎の形態について課題とともに説明していきます。

義務教育学校は、小学校と中学校が一体となった学校ですが、本町では、既存の3つの校舎を活用する施設分離型の学校でスタートします。その理由は先月号に掲載しましたので、そちらをご覧ください。
活用する校舎は、下図(本紙参照)の通り、現在の第一小学校、第二小学校、飯豊中学校の3つです。順に説明します。1つ目に、第一小校舎を使った「北(きた)学舎」。ここには、現在の第一小校区の1~4年生が学びます。2つ目は、第二小校舎を使った「南(みなみ)学舎」。こちらでは、現在の第二小・手ノ子小・添川小校区の1~4年生が通学します。そして3つ目が「中(なか)学舎」で、飯豊中校舎を使い、5~9年生(小学5・6年生と中学1~3年生)の児童生徒が生活します。
このように校舎が分かれることでさまざまな課題を検討しなければなりません。
例えば、入学式や卒業式、運動会などの学校行事をどうするか。それぞれの校舎単位で行う考え方もあるかもしれませんが、一つの学校ですから、大事な行事は1~9年生が一堂に会して行われるべきだと考えています。運動会を例にとれば、体格差のある小学生と中学生が混在していますので、学年ごとに競技種目を分けるなどし、安全対策を講じて実施します。
北学舎および南学舎については、4年生が最上級生となるので、不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。4年生のリーダーシップの在り方、さらには学舎間の学年交流をどうしていくか、登校班の安全確保など課題を洗い出し、検討していきます。
併せて、先生方の負担についても考えなければなりません。職員会議や打ち合わせなどは、校舎間の物理的な距離を補うため、インターネット環境を利用し、リモートで手軽にコミュニケーションがとれる仕組みを構築したいと考えています。

義務教育学校についてのご質問はございませんか。Eメールでもお受けいたします。
(宛先)【Eメール】i-gakkou@town.iide.yamagata.jp
ご質問の内容に、氏名・住所を添えてください。無記名の場合、回答できないことがあります。

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