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自治体の皆さまへ

施政方針と予算(2)

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山形県飯豊町

■主な重点政策
まちづくりの基礎となるのは「人」です。先人の鼓動と息吹をなぞりながら、持続的な町の未来と暮らしの価値を描ける人材育成を進めます。
また、住民の声をしっかりと受け止め、誰もが活躍できる環境と文化づくりを意識し、他者を尊重しながら共に行動し続ける公平公正な行政運営に努めてまいります。

◇人をはぐくむまち
個別最適かつ協働的な学びの充実を図り、持続可能な質の高い教育環境を持続可能なものとするため、令和8年4月から義務教育学校「飯豊町立いいでの森学園」を開校することが決まりました。子どもたちや保護者をはじめとする町民の期待に応えるべく、開校に向けた準備を着実に進めます。
コミュニティ・スクールと地域学校協働活動が両輪となって、幅広い地域住民などの参画を得ながら、学校と地域がパートナーとして連携・協働して地域とともにある学校づくりを推進します。

◇世代をつなぐまち
子育て支援では、多様化する保育ニーズや複雑化する課題への対応と支援について、専門機関や関係各所と連携を図りながら継続して実施します。さらに、3歳未満の子どもの保育料軽減や、18歳までの医療費無償化、家庭での保育を行っている世帯への支援など、子育て世代の負担軽減を継続して支援します。

◇縁をつむぐまち
全国的にも知名度が高まる白川湖の水没林情報を網羅したホームページを公開し、国や県、観光関係団体、メディアなどとの多様な連携により、情報発信の強化を通じた観光・交流人口の拡大を目指します。

◇郷土をたがやすまち
令和4年8月豪雨を教訓とし、避難情報や災害発生情報などを一元的に発信できるシステムを構築しました。多様な伝達手段により、必要な情報が迅速かつ正確に町民に伝わるよう情報発信に努めます。
地域の公共交通としての鉄道は、持続可能な地域づくりのための重要な社会インフラです。JR米坂線については、引き続き沿線自治体と連携しながら、一日も早い運行再開に向けてJR東日本との協議を継続します。

◇可能性をひらくまち
SDGsや環境を重視する国内外の動きが加速化していく中で、地球温暖化や不安定な国際情勢により、食料自給率をはじめとした食料安全保障の重要性が再認識されています。町内のバイオマス、バイオガス資源を有効活用し、有機農産物の実証栽培や持続可能な食料エネルギーシステムの取り組みとして飯豊型の循環型農業を推進します。

■主な事業の概要と予算額
◇災害復旧事業(道路橋梁、農地等、林道分)/4億4,135万円
令和4年8月3日の大雨などの災害によって被災した道路橋梁、農地、農業用施設および林道の復旧を行います。

◇義務教育学校開校準備費/2,478万円
令和8年度から開校する義務教育学校に関する施設の設計などを行います。

◇除雪機械更新事業/4,500万円
更新時期を迎えた道路用除雪機械の整備を行います。

◇学校・家庭・地域の連携協働推進事業/731万円
地域学校協働活動推進員を町内小中学校に配置し、学校・家庭・地域が連携して子どもを育む体制づくりを行います。

◇出産・子育て応援交付金事業/250万円
妊娠時から出産・子育てまで、さまざまなニーズに対応する伴走型の相談支援および経済的支援を実施する事業を行います。

◇地域計画策定推進緊急対策事業/240万円
地域の農業のあり方や今後の農地利用の姿を明確化した地域計画(目標地図)の策定に取り組みます。

◇飯豊版DX推進事業/3,200万円
統合型GIS(地理情報システム)を導入するなど、町民の利便性を高めるためにDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進していきます。

◇豪雪地帯安全確保緊急対策事業/390万円
除排雪の担い手確保など、雪による条件不利性がもたらす課題を克服し、豪雪地帯の魅力を生かした地域振興を推進するための事業を行います。

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