■いいで未来カフェの歩みと今後
「いいで未来カフェ」では、飯豊町に住んでいる方をはじめ町に関わりを持つ若者が集まり、自分たちの「やりたいこと」「できること」と「社会が求めていること」をかけ合わせ、理想とする未来像に向けたプロジェクトを起こすため令和3年度にスタートしました。年に数回の全体会での学びやチームごとのミーティングを重ねながら、メンバーの思いを活動として形にする中で、まちづくりやチームビルディングについても学んできました。令和5年度は活動3年目ということで、自分たちの活動を今後どのように発展させたいか、自立した活動に向けて検討しながらの一年になりました。
◆アウトドアチーム
◇目指すもの
飯豊の森を守り育てる・稼げる森にする・生きる事の厳しさ、美しさを伝える
◇活動
昨年度に引き続き、中津川の雪まつりに合わせた森のライトアップを実施しました。そのほか、こたつ・足湯コーナーやプロジェクターでの映像上映など森林空間の演出をグレードアップしました。また3月末には最低限の装備と森にある資源で暮らす技術「ブッシュクラフト」をメンバーで学ぶ機会を設けました。今後は、名称を「Out X Class(アウトクラス)」とし、地区活動にライトアップで協力したり、森林活用、森林保全につながる活動をしていきたいです。
◆イベントチーム
◇目指すもの
イベントを通じて人が集まること
◇活動
餅つきや芋煮会など、自分たちも楽しみながら交流する場を開催するとともに、毎月1回のごみ拾い活動を実施しました。また、8月12日には米坂線復興の機運を盛り上げるために、羽前椿駅前で「未来カフェマルシェ」を開催し署名活動も実施しました。署名活動は区協議会、部落長の皆さまのご協力もいただき、2,813筆の署名が集まりました。令和6年度は萩生駅周辺でのマルシェを検討しています。今後も、人と人のつながりを生むようなイベントを、自分たちも楽しむという視点を大切にしながら企画していきます。
◆居場所づくりチーム
◇目指すもの
すべての人が集まりやすい、自由度のあるスペースづくり
◇活動
空き家を改修し、コワーキングスペースやカフェ、イベント会場などとして利用できる場づくりを検討しています。不動産を扱うことのハードルは高く、まだ実践には至っていないものの、不動産を取得せずに利用できるスペースを活用して集まる場を設定するなど、できることから踏み出そうと考えています。今後は、改修技術をお手伝いや研修で学び、空き家を活用した施設を訪れたりしながら理想の居場所づくりに向けた準備をします。
◆島貫洋平さん(エネルギーチーム)
◇目指すもの
飯豊町の可能性の探索、魅力の発信、キャリア教育、いいで未来カフェの支援
◇活動
町の取り組み・文化・歴史を町外の人に紹介しながら、新たな目線で町の可能性を探索する「里山ツアー」を2回開催。また、飯豊中の生徒にいいで未来カフェメンバーの挑戦を紹介しながら、大人と中学生が同じ目線で生き方を考える機会を作りました。日本各地のまちづくりの取り組み視察や「日本で最も美しい村」連合の「U-35未来創造会議」への参加などを通じて築いた個人的なつながりを未来カフェの活動につなげていくこともできたらと思っています。
いいで未来カフェはメンバーの「飯豊町が好き」「飯豊町の資源を生かして何かをやりたい!」という気持ちを原動力に、これからも自発的な活動を続けていきます。
新しいメンバーも随時募集しています。月1回のごみ拾いやイベントなど、まずは気軽に参加してみませんか?
問合せ先:役場企画課総合政策室
【電話】87-0521
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