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自治体の皆さまへ

うえのはら健康家族 保健師からのメッセージNo.132

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山梨県上野原市

今月のテーマ:SIDS(乳幼児突然死症候群)を防止しよう

【SIDS(乳幼児突然死症候群)をご存じですか?】
SIDS(乳幼児突然死症候群)とは、窒息などの事故とは異なり、予兆もないまま、それまで元気だった乳幼児が突然死亡する原因不明の病気です。SIDSは毎年、乳幼児の死亡原因の上位に入っており、令和4年には乳児の死亡原因として、「先天奇形・変形、染色体異常」、「周産期に特異的な呼吸障害、心血管障害」、「不慮の事故」に続き、第4位となっています。

【SIDSの発症率を低くする3つのポイント】
SIDSの予防方法は確立していませんが、以下の3つのポイントを守ることにより、SIDSの発症率が低くなるというデータがあります。
(1)1歳になるまでは、寝かせるときはあおむけに寝かせましょう。
(2)なるべく母乳で育てましょう(母乳栄養が困難な事情がある人は思い悩む必要はありません)。
(3)妊婦や赤ちゃんのそばでのたばこの喫煙をやめましょう。

【睡眠中の注意点】
睡眠中の乳幼児の死亡原因には、SIDSのほか窒息などによる事故があります。乳幼児のいる子育て家庭では、以下の3つの点に注意しましょう。
(1)できるだけベビーベッドに寝かせ、転落しないように柵は常に上げておきましょう。
(2)乳幼児の鼻や口がふさがるような布団・枕は避けましょう。
(3)よだれかけなど、首に巻き付くものは側に置かないようにしましょう。

【緊急時の対応】
緊急のときには、小児電話相談「#8000」が利用できることをご存じでしょうか。
「#8000」は、休日や夜間におけるお子さんの急な病気(発熱、下痢、嘔吐、ひきつけなど)への対応など、判断に困ったときに利用できる電話相談で、小児科専門の看護師が、症状に応じた適切な対処の仕方や受診する病院などについて、電話で助言をしてくれます。小児救急医療を受診しようと思ったときや症状について判断がつかないときは、小児電話相談「#8000」を利用してください。
また、山梨県では「こども救急ガイドブック」を作成し、ホームページに掲載しています。子どもの症状から病院受診のタイミングなどがわかるものになっているので、ぜひ参考にしてください。

●小児電話相談「#8000」
相談時間:
平日…午後7時〜翌朝7時
土曜日…午後3時〜翌朝7時
日曜・祝日…午前9時〜翌朝7時

問合せ:子育て保健課
【電話】62-4134

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