特集「人生会議」をはじめよう(4)

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■「人生会議」ってどんなことをすればいいの?
以下の3つのステップに沿って、まずは自分の考えを整理してみましょう。そして、家族やあなたの代わりに意思決定してくれる人に伝えましょう。

(1)あなたが大切にしたいことを考えましょう
今のあなたの考え方を示しておくことは、将来、家族などがあなたの気持ちを考えて判断するのに役立ちます。あなたが大切にしたいことは何ですか?チェックしてみてください。(いくつ選んでも結構です)
□楽しみや喜びにつながることがある
□身の回りのことが自分でできる
□人として大切にされる
□社会や家族で役割が果たせる
□痛みや苦しみが少なく過ごせる
□人の迷惑にならない
□病気や死を意識せずに過ごす
□家族や友人と十分に時間を過ごせる
□人生をまっとうしたと感じる
□先々に起こることを詳しく知っておく
□望んだ場所で過ごせる
□他人に弱った姿を見せない
□納得のいくまで十分な治療を受ける
□その他( )

(2)大切な人と話し合い、共有しましょう
まずは、あなたの代わりにあなたの想いを伝えてくれる人を決めて、あなたが大切にしている価値観や人生観を知ってもらいましょう。生活に対する希望や受けたい医療ケアなど、あなたのこれからについて具体的に話し合うきっかけにしてください。

(3)話し合った結果は書きとめておきましょう
話し合ったことは記録として残しましょう。希望や想いは、時間とともに変化したり、健康状態によって変わったりする可能性があります。その都度、繰り返し考え、話し合い、記録しておきましょう。

○話し合いの進め方(例)
心身の状態に応じて意思が変化することがあるため、何度も繰り返し考え、話し合いましょう

あなたが大切にしていることはなんですか?
↓
あなたが信頼できる人は誰ですか?
↓
信頼できる人や医療・ケアチーム(※)と話し合いましたか?
↓
話し合いの結果を大切な人たちに伝えて共有しましたか?

※医療・ケアチーム…医師・看護師・リハビリ専門職・ヘルパー・デイサービス・計画相談員・ケアマネージャーなど

■私らしく生きるために、想いをかたちに
元気なうちから自分の想いを整理してみましょう

○自身の生活の中で、大切にしていることはなんですか?
例：家族といること、仕事を続けること、長生きすることなど
大切にしていること：
理由：

○これからどのように暮らしていきたいですか?
目標や希望について記入してください

○自分の考えや気持ちが伝えられなくなったときにしてほしい医療やケア、また、してほしくない医療やケアはありますか?
例：できるだけ口から食べたい、人工呼吸器はつけたくないなど

○最期のときに関して、「こうだったらいいな」というあなたの希望を教えてください(場所や状況など)

■「人生会議」を考える市民公開講座を開催します
人生の最期まで、あなたらしく生きるために、そして、あなたの大切な人のために、人生会議について一緒に考えてみませんか?
日時：令和6年2月18日(日)午後2時〜3時30分(予定)
場所：もみじホール会議室1
市民公開講座…あなたと大切な人の〜もしものときのために〜「人生会議をしてみませんか?」