■今月のテーマ
子どものうちから良い食習慣を!!
幼児期は、乳児期についで身体の発達が目覚ましく、この時期の栄養状態の良し悪しがその後の成長および発育に大きく影響します。幼児期のエネルギーの取り過ぎや運動不足は幼児肥満の原因となり、また、長い期間にわたって栄養不足状態が続くと低身長や低体重の原因となります。
子どもは、幼児期に自分で食べる喜びを学び、食具の使い方やマナーを覚えていきます。家族そろって食事をとるように心がけ、子どものうちから規則正しい食生活を送るようにしましょう。
■『幼児期の食習慣4つのポイント』
(1)食事のポイント
・食事時間を決めて、食生活のリズムを作る。
→早寝早起きをする。朝ご飯を食べて排便をする習慣をつける。
・身体を動かすようにして、空腹感をもたせる。
・食欲の変化、好みの変化が激しいので無理に食べさせたり、逆に子どもの言いなりにならないようにする。
・食事の雰囲気を楽しくする。
(2)おやつのポイント
・3回の食事で取り切れない栄養素を補えるものを選ぶ。
→おにぎり、スティック野菜、果物、乳製品など。
・おやつは時間と量を決めて、食事に影響しないようにする。
・ジュースや乳酸菌飲料、イオン飲料などは糖分が多いので、飲ませすぎに注意する。
(3)好き嫌いをなくすポイント
・家族全員で好き嫌いをなくす。
・無理に食べさせず、食べられたら褒める。・味付けや作り方を工夫する。
→肉は小さめに切ったり、ひき肉を使う。野菜は小さめに切ったり、火に通して柔らかくする。パサパサしたものや生野菜は食べにくいので、食べやすいようにスープにしたり、片栗粉でとろみをつける。味付けは薄味にし、食材の味を活かすようにする。
・食べ慣れないものや味付けは、焦らず少しずつ慣らしていく。
(4)食事の環境づくりのポイント
・食べるときは、テレビなどを見ながらの食事はせず、子どもが食べることに集中できる環境づくりをする。
・子どもの成長に合わせた食器や食具(スプーンやフォーク、はしなど)を使用する。
問合せ:子育て保健課
【電話】62-4134
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