■「まだ、知らないだけ。」プロジェクト活動報告 せいだ芋の収穫シーズン到来
「せいだ芋」の収穫シーズンが到来しました。「まだ、知らないだけ。」プロジェクトである「せいだ芋のブランド化」の一環として市内の複数圃場では「上野原せいだ芋」の連携栽培が行われています。6月中旬〜7月上旬にかけて各圃場では、地域の皆さんによる収穫イベントなどが開催されました。収穫された「上野原せいだ芋」は、市へのふるさと納税に対する返礼品として活用されます。
・6月29日(土)、上野原せいだプラントの圃場(上野原地区新井)で行われた収穫会の様子。一般財団法人いも類振興会の理事長を務める矢野(やの)哲男(てつお)さんも視察に訪れ、収穫をサポートしました。
・6月30日(日)、農天氣・小俣(おまた)億学(としのり)さんの圃場(大目地区犬目)で行われた収穫会の様子。移住希望者やこども園仁の関係者など総勢30名が集まり、畑でとれたたまじと猪の特別カレーも振舞われた。
・高柄山農園・河津(かわつ)祐一郎(ゆういちろう)さんの圃場(四方津地区)。各圃場で収穫された「たまじ」は、市内事業者や市職員の有志により結成された団体「上野原せいだのたまじ本舗」によって「せいだのたまじ」として販売されます。
・「上野原せいだプラント」のフィールドウェアが完成。地方自治体と連携し、「地方創生」に力を入れるアウトドアブランド「モンベル」によって制作された。
■「せいだ芋ブランド化」に向けて応援メッセージ
日本にジャガイモが普及した明治時代のはるか以前、江戸時代に中井清太夫がジャガイモ栽培の導入・普及に努めたことは、全国的にはほとんど知られていません。上野原市で「せいだ芋」という言葉が市民レベルで記憶され、郷土料理や特産物など、生活や文化に根付いていることはとても貴重な『財産』です。この「まだ、知らないだけ。」の貴重な『財産』を継承するために、地域ブランド化に向けて取り組みを継続していただきたいと思います。
(一般財団法人いも類振興会 理事長 矢野哲男さん)
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