令和5年に山梨県地震被害想定調査結果が更新され、南海トラフ地震や曽根丘陵断層帯を震源とする地震などによる被害想定が示されました。同調査によると、家具の固定などの転倒防止対策を行うことで、家具による死傷者数を半分以下に抑えることができると想定されています。
家具の固定は命を守るために有効な手段です。ご自宅の家具の転倒防止対策を行いましょう。
・タンスや本棚は、床側をストッパーなどで固定し、天井側はポール式器具で固定する。
・食器棚は、L字型金具やワイヤーなどで壁に固定し、開き戸には留め金を付ける。
・テレビは、粘着マットを敷いて転倒を防ぐとともに、機器の裏側をワイヤーなどで壁やテレビボードに固定する。
・冷蔵庫は、裏側をワイヤーなどで壁に固定する。
・寝室や子ども部屋には、できるだけ家具を置かないようにする。置く場合も、なるべく背の低い家具にする。
・寝室の手の届くところに、懐中電灯や底が丈夫な運動靴、ホイッスルを備えておく。
・窓、食器棚のガラス扉などは、ガラスが飛散しないよう飛散防止フィルムやテープを張っておく。
・本棚や茶ダンスなどは、重い物を下の方に収納し、重心を低くする。
家の耐震性が高くても、家の中にはまだまだ危険があります。家の中の安全対策を心がけ、日頃から家具類の配置などを工夫し、転倒・移動・落下対策を行うとともに、部屋の出入口や廊下が転倒した家具でふさがれないよう十分注意しましょう。
・テレビと壁を専用のベルトを使って固定
・粘着性のマットをテレビスタンドの四隅に貼ってテレビボードなどに固定
・ポール式器具で天井と家具を固定
・ストッパー式器具をつけて家具が前に倒れるのを防止
・専用フォルムを貼って、ガラスの飛散を防止
・扉が開かないように専用器具でロック
※詳しくは本紙P.14をご覧下さい。
問合せ:危機管理課
【電話】274-8519
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