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令和4年度決算普通会計の財務書類を公表します

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山梨県北杜市

国で示された固定資産台帳の整備、複式仕訳に基づく令和4年度(令和5年3月31日)決算の財務書類を作成しました。
公会計の財務書類では、どのような収入があり、どのように使われたのかだけでなく、現金の支払いを伴わない減価償却費などの情報も明らかになり、市の財政状況をより一層分かりやすく把握できます。
ここでは、財務書類の概要を掲載します。詳細な財務書類は、市ホームページをご覧ください。

Q:財務書類って?
A:財務書類は(1)貸借対照表(バランスシート)、(2)純資産変動計算書、(3)行政コスト計算書、(4)資金収支計算書の4つの表で構成され、それぞれの表は相関関係にあります。

Q:財務書類と決算書の違いは?
A:これまでの予算や決算は現金の動きだけを捉えていました。財務書類では減価償却費などのお金の支出がなかったものも計上されます。これにより、市の総資産とその内訳が金額で示されるとともに、今後支払いが必要となるもの(負債)がどのくらいあるのかが分かります。

Q:減価償却って?
A:建物などは長く使用するとその価値がだんだん減少していきます。会計上も同じようにその価値を減少させていきます。これを減価償却と呼んでいます。

◆財務書類からわかること
▽有形固定資産の行政目的別明細(単位:億円・%)

▽有形固定資産の明細(単位:億円)

▽住民1人当たりの資産・負債(単位:万円)

※令和5年3月31日時点の住民基本台帳人口を基に算出しています。
※資産…市が所有する財産(土地・建物などの財産や現金・預金)
※負債…返済を必要とする金額

〈資産老朽化率計算方法〉
減価償却累計額÷(土地等を除いた有形固定資産合計額+減価償却累計額)
1,643.22÷(708.89+1,643.22)
資産老朽化比率は69.9%

◇構成比の高い生活インフラ
市の面積は約602平方キロメートルと広いため、道路などの整備によるインフラ資産の工作物は、他の分野よりも構成割合が高くなっています。

◇「教育」構成比28・4%
「教育」は、学校施設だけでなく、社会教育や社会体育施設などの建物を所有しているため、構成割合が高くなっています。

◇資産老朽化比率69・9%
一般的に古い建物であれば、修繕などのコストもかかります。有形固定資産のうち耐用年数が経過している資産の割合を把握する資産老朽化比率は69・9%で、減価償却の累計額約1,643億円は、資産価値の減少分を新しくする場合の必要額です。
資産老朽化比率は、令和3年度決算における類似団体(63・4%)よりも少し高い状況にあります。

市ホームページに掲載している財務書類では他市との比較ができますが、市民の皆さんにもっと分かりやすく示すことができるよう検証していきます。

問合せ:財政課
【電話】42・1322
【FAX】42・1122

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