◆地震の備えと対策 能登半島地震を踏まえて
本年1月1日に発生した令和6年能登半島地震は、石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6の大地震でした。この地震は多くの被害をもたらし、私たちに地震への備えの重要性を再認識させました。
▽地震の特徴と被害
この地震は、震源の深さが約16kmと比較的浅く、輪島市や志賀町で震度7を記録しました。
能登半島全体で大きな揺れが観測され、多くの建物が倒壊し、断水などライフラインも大きな影響を受け、死者299人、負傷者1,511人、住家被害85,614棟という甚大な被害が報告されています。(石川県発表7/18現在)
▽地震への備えが重要
地震はいつどこで発生するか予測することはできませんが、日頃から地震への備えを行うことで、被害を最小限に抑えることができます。
次のポイントを参考に、地震への備えを進めましょう。
・1.非常用持ち出し袋の準備
水、食料、簡易トイレ、医薬品、懐中電灯、ラジオ、バッテリーなどを揃えておきましょう。
・2.家具の固定
家具や家電製品の転倒や落下を防ぐため、固定しましょう。
・3.避難経路の確認
家族と一緒に避難経路を確認し、避難場所を決めておきましょう。
・4.地域の防災訓練に参加
地域の防災訓練に積極的に参加し、実際の地震が起きた時の行動を確認しておくことが重要です。
▽地震発生時の行動
地震が発生した際には、次の行動を心がけましょう。
・1.身の安全を確保
机の下に隠れる、頭を守るなどして身の安全を確保します。
・2.火の始末
火を使っている場合は、揺れが収まったらすぐに消火します。
・3.避難
安全が確認できたら、速やかに避難場所へ移動します。
8/8(木)に気象庁から南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されました。
自分の命は自分で守ることを意識し、日頃からの備えと適切な行動が、被害を最小限に抑えるための鍵となります。
普段から地域の共助力を高めるため、地域全体で話し合いを行い、災害時には地域住民で協力し合い、安心して暮らせる環境をつくりましょう。
問合せ:消防防災課
【電話】42-1323
【FAX】42-1122
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