今月は9月11日に山梨県民地域貢献者として表彰された宮澤千秋氏にお話を伺いました。
宮澤さんは、長年中学校の教諭として勤務され、退職後、日本画の道に進まれ、これまで数々の表彰を受けられています。
◆長年、地域に貢献していただきありがとうございます。
現在は、どのような活動をされていますか?
町の文化協会会長と、国際交流協会会長を務めているほか、日本画を描いたり、忙しく過ごしています。
これまで、高校生のころから、走り高跳びをやっていて、スポーツばかりしていたので、退職後は、別のことにチャレンジをしたいと思い、いまは文化に関することに取り組んでいます。
◆宮澤さんが描いている紙芝居について聞かせてください。
町の文化財や民話を題材とした紙芝居を描いています。これは、朗読のぐりぐらの会のメンバーの方が、町に伝わる民話を子どもたちに読み聞かせを行いたいと相談されたことをきっかけに、始めたものです。
いまでは40作以上の作品が完成しました。
学童や保育所などで、紙芝居を行っていますが、町内外の介護施設や障害者施設などでも要望をいただいて、読み聞かせを行っているそうです。子ども向けに製作したものでも、大人の方が聞いて、感動していただいている作品もあります。
また、子どもたちもゲームや映像もよいのですが、紙芝居を見ている姿を見ると、とても集中してくれているそうで、やってよかったなと思っています。
◆これからの町の子どもたちにアドバイスはありますか?
様々なところに出かけて、多くの景色や人・ものに触れ、たくさん描いてください。一人ひとりの作品が宝となります。大人の方もその作品をどんどん飾って、たくさん褒めてあげてください。
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