■その「備え」万全ですか?
いま、もう一度「備え」を見直しましょう
令和6年元日に能登半島を襲った、マグニチュード7.6、最大震度7という大地震。富士川町においても、震度3を観測し、強い揺れを感じました。
今回の能登半島地地震では、幾度となく震度5を超える揺れが発生し、いまだ、余震が続いています。元日という日に、突如鳴り響いたテレビやスマートフォンからの緊急地震速報。皆さんも「怖い」と感じたのではないでしょうか。
災害はいつ起こるかわかりません。いまこそ、ご自身の「備え」について、見直してみませんか。
未来のご自身や大切な方への想いとして、いま、備えましょう。
◆自宅の安全対策をしよう
◇家具の転倒防止
震災では、転倒した家具の下敷きとなってケガをすることがあります。
大切な命を守るために、転倒防止器具をとりつけましょう。
1.タンス、本棚、食器棚などの家具は倒れないように金具で固定する
2.子供やお年寄りの部屋、寝室にはできるだけ家具を置かない
3.家具の上にガラス製品や重いものを置かない
◇自宅の耐震診断
町では、木造住宅の耐震診断を無料で実施しています。
◇自宅を耐震化
町では、「耐震性なし」と診断された既存木造住宅の耐震改修工事を実施する場合、補助金を交付します。
※昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅が対象となります。
※詳しくは、町のHPまたは都市整備課(【電話】22-7214)にお問い合わせください。
◆ペットを守れるのは飼い主さんです!
◇ペット用避難セットの準備
フードやトイレシートなどのペット専用の避難セットも準備しておきましょう。
また、いざというときの預け先を確保しておきましょう。
◇最低限のしつけを
避難所で生活する多くの場合、ペットは飼い主とは別のスペースで暮らすことになります。普段からケージに慣らす訓練や、飼い主を示すものを表示させておきましょう。
◇健康のチェックを
ワクチン接種や寄生虫の駆除など、健康管理をしておきましょう。
◆冷蔵庫に「必要な情報」を!
今回の能登半島地震を受け、さまざまなことを改めて考えさせられました。
まずは、ハザードマップを確認し、住んでいる地区の実態を把握すること。そして、いざというときに向けた心構えを持つことが大切だと思います。
地区の避難訓練には、小さなお子さんやご高齢の方も一緒に参加しましょう。訓練に参加することで、家族や職場で話し合うきっかけが生まれ、災害時の共通認識を持っておくことが「備え」になりますね。
また、ご高齢の方など、町から配られた救急医療情報キットは冷蔵庫に入っていますか?避難時への備えとして、高齢の方だけでなく、すべての方が血液型や日ごろ服用しているお薬の情報などを、記入しておくと良いと思います。
「必要な情報は冷蔵庫にある!」と揃えておくと、わかりやすいかもしれません。
■大地震が発生するとライフラインが止まるかもしれません
○上下水道
・飲み水がなくなる
・トイレを流せない
・お風呂に入れない
など
○電気
・時間で周りが見えない
・スマホなどの充電ができない
・エアコンが使えない
など
○ガス
・料理ができない
・暖房が使えない
など
◆これだけは備えよう
災害発生直後は食料や日用品の購入が難しくなる場合があります。
備蓄する量は最低3日分で、できれば7日分あることが理想です。
日ごろから家族で必要なものなど、話し合っておきましょう。
◇飲料水
目安:1日3リットル×7日分×家族の人数
◇食料品
クラッカー、缶詰など調理しなくても食べられるもの。
また、食べなれたものをローリングストックします。
お子さんの離乳食などもストックしておきましょう。
※ローリングストック(循環型備蓄)
普段使っている食料品や日用品を少し多めに買い置きし、生活の中で定期的に使いながら買い足し、一定の備蓄量を保つ方法です。
◇災害用トイレ
目安:1日5個×7日分×家族の人数
トイレットペーパーや衛生用品なども用意しておきましょう。
◇カセットコンロ・ボンベ
◇スマホなどの予備バッテリー
◇懐中電灯
◇タオルや下着、毛布など
◆避難する場所を知ろう
一次避難場所(近所の公園や広場、駐車場など)は、各組や班で決めています。また、避難所については次のページ(ハザードマップについて)で掲載していますのでご確認しておきましょう。
◇地震が発生したら
・身の安全を確保し、火の始末
・屋外に出る脱出口の確保
・非常用持出袋を持って、徒歩で避難
・協力し合って救急救護
・正しい情報の入手
問い合わせ:防災交通課 消防防災担当
【電話】22-7218
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