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多様な視点で防災を (富士川町 男女共同参画推進委員会)

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山梨県富士川町

毎年9月1日は防災の日、9月は防災月間です。今年は1月1日に能登半島地震が発生し、大きな被害がありました。

内閣府は6月、女性活躍・男女共同参画の重点方針「女性版骨太の方針2024」を決定しました。これは、すべての人が生きがいを感じられ、多様性が尊重される、持続的な社会の実現のために、重点的に取り組む事項や方針をまとめたものです。

今年のポイントは、女性活躍・男女共同参画を推進するための「人材の育成」を横串に据え具体策がまとめられています。

この方針の中で、災害は全ての人の生活を脅かすが、女性やこども、脆弱な状況にある人々が、より多くの影響を受けることが指摘されており、女性と男性が災害から受ける影響やニーズの違いに十分に配慮された災害対応が行われることが、災害に強い社会の実現に不可欠であるとしています。

今年1月の能登半島地震では、一部の被災地において、女性のニーズに配慮した対応が不十分であったことから、防災施策に男女共同参画の視点が反映されるよう、防災関係者に対して、男女共同参画の視点からの防災・復興に係る研修を実施するとしています。また、指導的立場にある者を対象とした研修の実施に当たっては、予防、応急、復旧・復興の各段階における男女共同参画の視点からの災害対応に関する講義を盛り込むこととしています。

内閣府では、災害対応力を強化する女性の視点、男女共同参画の視点からの防災・復興ガイドラインに基づく見える化マップを作成しており、市町村の取り組み状況も公表しています。今後防災における女性の参画に取り組んでいくことが重要だとわかります。

たび重なる大規模災害から、男女のニーズの違いや多様な生活者の視点に配慮した防災対策、地域での取り組みの重要性が指摘される中、平時から男女共同参画や多様な視点からの防災の取り組みについて理解を深め、実践していくことが重要です。

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