■山中湖村立小中学校の状況について
文部科学省は、全国の小学校6年児童を対象に国語、算数(理科は3年に1度実施:次回令和7年度)の2教科、中学校3年生徒を対象に、国語、数学、英語(理科は3年に1度実施:次回は令和7年度)の3教科において学力調査を実施しました。あわせて質問紙により、児童生徒の学校・家庭での生活意識・生活状況についても調査を行い、本村では、山中小学校児童38名、東小学校児童6名と山中湖中学校生徒32名が参加しました。調査結果について、以下のとおり報告します。
山中湖村教育委員会
◆調査の目的
・義務教育の機会均等とその水準の維持向上の視点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る。
・学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる。
・そのような取り組みを通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。
◆学習の状況について
※「県平均とほぼ同等」「県平均にやや劣る」という根拠について
文部科学省では、正答率における平均との差、±5点を微差とし「±5点は、ほぼ同等を意味する」としています。山中湖村立小中学校の県平均点との差についても、±5点の範囲内のものを「県平均とほぼ同等」、また±10点の範囲内のものを「県平均にやや劣る」としています。
◆生活の状況について
◆まとめ
山中湖村の子供たちの学習や生活の様子は、県平均と比べても、ほぼ同じ傾向です。学習面では、コンピュータ等ICTの活用の推進等、環境の整備が良い方向に繋がっていると考えられますが、一方で『書くこと』や『読むこと』等の国語力や昨年同様に学校の授業以外での勉強時間や読書等については、改善の必要があります。社会との連携・協働により学校教育の実現を図り、『知識及び技能』、『思考力・判断力・表現力等』、『学びに向かう力・人間力等』を柱に『主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)』の視点から、「何を学ぶか」だけでなく、「どのように学ぶか」も重視、カリキュラムマネジメントを確立し、教育活動の質を向上させ、学習の効果の最大化を図ることで(1)学んだことを人生や社会に生かそうとする学びに向かう力や人間性、(2)未知の状況にも対応できる思考力・判断力・表現力等の育成、(3)実際の社会や生活で生きて働く知識及び技能、これら3つの力を社会に出てからも学校で学んだことを生かせるよう育みます。これからも学校・家庭・社会(地域)が連携し、山中湖村の子供たちの成長を支えていただけますようお願い申し上げます。
問い合わせ:教育委員会 総務学校係
【電話】62-3813
<この記事についてアンケートにご協力ください。>