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県内初 オンライン訪問診療車 メディくるYamanashi 運行開始!

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山梨県山梨市 クリエイティブ・コモンズ

3月3日、市役所で山梨市訪問診療車導入記念式典が行われました。オンライン訪問診療車の導入は、県内初の試みです。
市では、市立牧丘病院が年間5,400件以上の訪問診療を実施していて、充実した在宅医療が強みとなっています。
オンライン訪問診療車の導入は、在宅医療をさらに強化し、充実した医療を市民にお届けするための取り組みです。訪問診療車は、在宅医療の強化以外にも、大規模な災害発生時の活用も想定しています。
このオンライン訪問診療車は、地域に医療を届け、地域から親しまれる存在になることが期待されています。

オンライン訪問診療車の愛称は「メディくるYamanashi」となりました。この愛称は、市内在住の武井万里子さんが、「メディカルの車」と「メディカルが来る」をかけて名付けられました。
また、車のデザインは市民の皆さんの投票により決定しました。市の花であるツツジもあしらっています。

■オンライン訪問診療とは?
オンライン訪問診療車「メディくるYamanashi」は、遠隔医療ができる機材を載せた車です。
通院が難しい患者さんのもとに車で向かい、車の中でオンライン機材を使って、病院にいる医師の診療が受けられます。
車には診察用のベッドや診察を受ける患者さんの心電図や超音波を医師が遠隔で確認できる医療機器を搭載しています。また、車いすごと乗り込めるリフトによって足が不自由な人でも安心して診察が受けられます。

■インタビュー オンライン訪問診療車の可能性は無限大
市立牧丘病院
訪問診療統括部長
古屋 聡医師

牧丘病院では4人の医師で月450件ほどの訪問診療を行っています。現在は医師が直接地域に赴いて診察していますが、オンライン訪問診療車が導入されることで、医師は病院にいながら、遠隔で診察できるようになります。
今後は、オンライン遠隔診療を外来診療の代わりにしていきたいとも思っています。患者さんに来てもらうのではなく、こちらが地域に出向くことで、病院に行きたくない人や、病院までの交通手段がない人も医療を受けることができますね。
また、病気の人を治療するだけでなく、今は健康な人や病気でない人を『病気にしない取り組み』も、とても大切なことです。
この車が健康診断や健康相談の事業に出向いていけば、オンラインで健康相談に乗ることもできます。診療だけでなく、市の健康事業と連携して市民の健康増進に取り組んでいきたいと思っています。
オンライン訪問診療車の可能性は無限大です。病院の役割を超えて、山梨市民全体の健康に貢献できたらと思います。

問合せ:健康増進課健康企画担当
【電話】内線1167

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