■Vol.13 その人らしさを支える支援 part8
◆認知症を知ろう~認知症になっても安心して暮らせるまちやまなしし~
▽認知症とは?
様々な原因で脳にダメージを受け、脳の働きが悪くなり、生活に支障がでてくる状態です。
▽若い人でも発症する~若年性認知症
65歳未満の人が発症する認知症で、働き盛りの世代のため、高齢者の認知症に比べて、家族の生活への影響が大きいという特徴があります。
◆認知症といっても種類は様々~認知症の種類と症状
▽アルツハイマー型認知症~認知症全体のうち約67%
昔のことはよく覚えていますが、徐々に時間や場所の感覚がなくなってきます。
▽脳血管性認知症~2番目に多い認知症
脳梗塞や脳出血で脳に十分な血液が送られなくなることで発症します。症状は、障害を受けた部位によって異なります。
▽レビー小体型認知症~レビー小体と呼ばれる構造物が細胞を破壊
細胞が破壊され、幻視や手足の震え、筋肉が硬くなるなどの症状が現れます。
▽前頭側頭葉型認知症~脳の前頭葉や側頭葉で細胞が減少
脳が萎縮し、感情の抑制がきかなくなったり社会のルールを守れなくなったりします。
出典:都市部における認知症有病率と認知症の生活機能障害への対応(H25.5月報告)
◆認知症の人の気持ち~不安・わからない・どうしよう
物忘れが多くなると、怒られるのでは、という不安を感じます。そして、今いる場所、人のこと、何をしたらよいかわからなくなります。また、失敗したことなどから、どうしようと困惑した気持ちになります。
◆認知症の人への接し方~驚かせない・急がせない・自尊心を傷つけない
(1)まずは見守る
認知症と思われる人を見かけたら、まずはその人をさりげなく見守ります。
(2)余裕を持って対応する
困惑や焦りを感じていると相手にも伝わり、動揺させてしまいます。
(3)声をかけるときはひとりで
複数人で声をかけると、かえって不安や恐怖を抱かせてしまいます。
(4)後ろから声をかけない
驚かせないように、相手の視野に入った位置で声をかけます。
(5)相手の目線に合わせて対応する
やさしい口調で、相手の目線に合わせて対応することで安心に繋がります。
(6)穏やかに、はっきりとした話し方
耳が聞こえにくい人も多いので、ゆっくり、はっきりした話し方を心がけましょう。
出典:認知症サポーター養成講座標準教材より
■もの忘れ相談
日時:8月19日(月)13:15~、13:45~(飯島昭彦医師)
会場:市役所東館1階相談室(要予約)
予約:地域包括支援センター
【電話】23-0294
■認知症ほっとスペース
日時:8月23日(金)14:00~15:30
会場:街の駅やまなし(要予約)
予約:地域包括支援センター
【電話】23-0294
問合せ:高齢者・介護支援課 地域包括支援センター
【電話】23-0294
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