こんにちは保健師です

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■軽度認知障害(MCI)って知ってる?
◇認知症は、地域でも身近な問題です
町には、5,757人の高齢者が暮らしており、そのうち認知症高齢者と呼ばれる方は852人います(令和5年4月1日現在)。これは、町内高齢者全体の5～6人に1人が認知症高齢者であることを示しています。
また、令和4年度の介護保険新規申請者の申請理由の1位、相談件数では3位が認知症となっており、地域でも身近な問題となっています。
認知症とは、脳の何らかの病気によって記憶力などの認知機能が低下し、仕事や生活に支障をきたした状態を言います。そして、認知症になる前段階のことを軽度認知障害(MCI)と呼びます。

◇軽度認知障害(MCI)の兆候を知ろう!
・何度も同じ話をしたり、同じ質問をする
・物忘れの自覚がある
・頻繁に置き忘れたり、探し物をしている
・今まで慣れていた家事や作業に時間がかかる
・人と会う約束をしたが、時間を忘れた
・趣味や人付き合い、外出が面倒になった
・言おうとしている言葉がすぐに出てこない
・同時に2品以上のおかずを作るとミスが生じる

◇早期の発見and対応が大切です
MCIは必ず認知症に進行するものではなく、正常な状態に戻る可能性もあります。進行を予防するには早い段階から適切な対策を取ることが有用です。MCIを早期に発見するためにも「おかしいな?」と思ったら先送りせず、早めの受診(かかりつけ医、精神科、脳神経内科)が重要です。

◇日頃の生活習慣の見直しましょう
軽度認知障害や認知症の発症には、糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病や身体活動、栄養、睡眠、喫煙などの生活習慣が関連します。適度な運動、社会参加、適切な食事や睡眠、禁煙などを行い、日頃の生活習慣を見直しましょう。
町地域包括支援センターでは、認知症の相談対応をしています。また認知症の正しい知識と適切な対応がはかれるよう「認知症サポーター養成講座」も実施しています。お気軽にご連絡下さい。(【電話】055-272-1106)
(保健師　渡邉珠美)