このコーナーでは、国民皆保険制度を根底で支えつづけている国民健康保険(以下「国保」)の制度や笛吹市の現状についてお知らせしていきます。医療費と健康について、一緒に考えていきましょう。
■ご存じですか?「OTC医薬品」
自分自身の健康に関心を持ち、軽微な不調は自分で対処することを「セルフメディケーション」と言います。OTC医薬品(市販薬)を上手に利用して、積極的に健康管理を行いましょう。
OTC医薬品とは、薬局やドラッグストアで購入できる、処方箋が不要な医薬品です。「少し風邪気味」「軽いケガをした」など、医療機関にかかるほどではない軽微な症状のときは、OTC医薬品を活用することで医療費の節約につながります。
■こんなメリットも!
医療機関を受診するための時間を節約できる。医療機関の診察時間外でも購入できる。セルフメディケーション税制で所得の控除を受けられる。(一定の条件があります)
■「かかりつけ薬局」を持つと、もっと安心
複数の病院に通うときに、それぞれ違う薬局でお薬を受け取っていませんか?
「かかりつけ薬局」とは、身近で相談できるいつもの薬局を持つことです。かかりつけ薬局では、一人ひとりの体質や病歴など継続的に把握し、複数の医療機関で処方されている薬の重複や飲み合わせをチェックしてくれるので安心です。
■お薬手帳は1冊にまとめましょう
お薬手帳を複数枚持つと服用歴や副作用、アレルギーの有無などが医師や薬剤師に正しく伝わらない場合があります。お薬手帳は一冊にまとめて忘れずに持っていきましょう。
■ジェネリック医薬品を使いましょう
市では、ジェネリック医薬品を推奨していることから、保険証に「ジェネリック医薬品希望」を最初から印字しています。なお、ジェネリック医薬品を希望しても、体質に合わない場合や、品薄により先発医薬品になることもあります。かかりつけ医や薬剤師にご相談の上ご利用ください。
■笛吹市の国民健康保険では、加入されている方に向けて、年に6回、世帯ごとの医療費のお知らせ(医療費通知)として送付しています
受診状況や医療費負担の状況を確認するとともに、健康に対する意識を深めていただき、国民健康保険事業の安定運営を図ることを目的に通知しています。医療費の適正化にご協力いただき、健康管理に役立ててください。
(注意点)
・保険外費用(薬の容器代、健康診断料、診断書料、入院時室料差額、歯科保険外診療など)は含まれません。
・医療費のお知らせに記載されている「一部負担としてあなたが支払った額」について円単位で計算していますが、医療機関などの窓口では、10円未満は四捨五入しているため相違することがあります。
・確定申告の際、医療費控除を受ける場合、「医療費のお知らせ」が必要になります。
11月と12月診療分については、2月下旬の発送となり、確定申告に間に合わない場合があります。その場合は、領収書に基づいて医療費控除の明細書を作成してください。
・再発行はできませんので大切に保管してください。
○医療費控除などについての問合せは山梨税務署にお問合せください。
山梨税務署【電話】0553-22-1411
問合せ先:国民健康保険課 国保総務担当
【電話】055-261-2043
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