II.一般会計歳入・歳出状況
■歳出(使うお金)
一般会計の歳出内訳は、グラフ(2)(目的別)に示したとおりです。歳出で最も大きな割合を占めているものは、総務費で、8億8,802万1千円(歳出の27.6%)が支出され、日本最古の石博物館南側連絡通路開通工事やひちそうまちづくり基金積立金、ふるさと納税返礼品等負担金などに支出されました。
次に多いのは、民生費の7億928万2千円(歳出の22.1%)で、電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金や心身障がい者福祉費扶助費、介護保険事業繰出金、後期高齢者医療療養給付費負担金などに支出されました。
次いで、教育費の3億3,060万6千円(歳出の10.3%)で、神渕コミュニティーセンター外壁改修工事や神渕小学校プール付属建物改修工事などに支出されました。
次に多いのは、衛生費の3億2,381万9千円(歳出の10.1%)で、簡易水道会計への繰出や、新型コロナウイルスワクチン接種委託などに支出されました。
その他、歳出額の大きなもので、公債費の地方債(※3)の元金及び利息の償還金2億4,509万3千円、商工費の新型コロナウイルス感染症対策商品券事業5,051万円や、消防費の可茂消防事務組合負担金9,760万3千円などに支出されました。
※3…地方債
都道府県や市町村などの地方公共団体が財政収入不足を補うために国や金融機関から借り入れる借金
[グラフ(2)]
◇町民1人あたりが受けるサービス(956,501円)
令和5年4月1日現在 人口3,358人
※総歳出額を総人口数で割った値となります。
■特別会計の決算状況
III.借金の状況
■地方債残高と償還額の推移(全体)
一般会計、簡易水道事業会計、下水道事業会計を合わせた借金(地方債)の総額は、令和4年度末で21億9,004万7千円で、町民1人当たりに換算すると、約65万円です。
このグラフを見ると、現在、地方債の借入を最小限に抑えており、町の借金(地方債残高)も少しずつ減少してきているのがわかります。しかし、今後、施設の老朽化が進んでいき、一斉に施設の更新費用がかかることが予測されているため、町の財政は未だ厳しい状況が見込まれます。
IV.令和4年度に実施した主要事業
・寺前橋改良工事 1,893万円
・町道下市場葉津線舗装修繕工事 985万円
・県単林道改良天王山線待避所新設工事 756万円
・日本最古の石博物館南側連絡通路開通工事 758万円
・河川公園整備工事 699万円
・神渕小学校プール付属建物改修工事 653万円
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