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一般質問-9月定例会-(8)

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岐阜県七宗町

■[質問]南海トラフ巨大地震と町有地・休耕地の扱いについて
大鋸利光 議員
以前にも一般質問させていただきました、南海トラフ巨大地震についてです。
近年発生した地震は、平成23年3月11日東日本大震災をはじめとして、平成28年4月16日には熊本地震、令和になっては、令和6年1月元旦に起きた能登半島地震、どの地震災害の復旧工事も難儀を余儀なくされ、復興の兆しが見えません。
そんな中、令和6年8月8日に宮崎県日向灘で発生した地震、気象庁からは、この地震の発生を受け、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が初めて発表されました。
仮に南海トラフ巨大地震が発生した際、周囲の強い揺れや高い津波が想定されます。七宗町も災害エリアに入っています。
ハザードマップでの確認では、生死の保障はありませんが、全てを失うのではなく、津波に対しては、七宗町は標高が200メートル以上あり、頑丈な土地柄であります。
既にテレビでも幾度も取り上げられ、七宗町の地盤、地層の強度は地震にも強いと評価されています。
最近、特に七宗は地盤が頑丈でいいねと言われています。
そこで質問ですが、地盤、地層が強い七宗町であればこそ、これを提供して、町有地や休耕地を活用して、南海トラフ巨大地震の避難先の一つとして貸し出しをするのもいいのではないでしょうか。
生活用のトレーラーハウス、プレハブ住宅、セカンドハウス等、未然の予防策として非常用物資の保管場所として設置されたら、これも活性化の一つになるのではないかと思います。

◇[答弁]総務課長 亀山桂児
七宗町内において観測された地震の記録については、地震計が設置された2000年以降の記録しかありませんが、地震回数は42回でその内訳は、震度1が29回、震度2が13回でしたので、過去23年間において七宗町内では、震度3以上の揺れは観測されていないことから、メディアに取り上げられました。
しかし、今後30年以内に発生するといわれている、南海トラフ地震では、七宗町においても最大震度5強、県内での最大被害は、家屋の全壊が約6,500棟、死者数約200名、負傷者数約1,400名の被害想定がされていることから、七宗町が地震に強いまちだと断言することはできないと思います。
また、小中学校運動場や保育園園庭などの、まとまった面積が確保できる町有地については、被災された町民のために応急仮設住宅の建設用地として使用する計画となっております。
いつ来るかわからない地震をはじめ、様々な災害に備え七宗町民の生命と財産を第一に考え、今後の防災対策に取り組んでまいりますのでご理解いただきますようお願いします。

◇質問者の所見
七宗町が地震に強い町だと断言することはできないと思うと答弁はされましたので、これ以上のことは申し上げることはないと思います。
でも、今後起き得る想定外の災害に対しては、十分な防災対策を構築し、取り組んでいただけるものと信じております。

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