■令和6年度に行う主な事業
▼重点方針 高齢者の安気づくり
○高まる介護サービス需要に対応
・介護サービス給付関連費(73億2,970万円)
高齢化とともに介護サービスを必要とする人が増えている中、介護サービスを安定的・継続的に提供していきます。
・介護人材確保対策事業(243万円) 新規
介護職員の確保、定着を図るため、初任者研修への各種助成や外国籍の介護職員受け入れに対する助成などを行います。
○いつまでもすこやかに、毎日をおだやかに
・高齢者サロン支援・介護予防普及啓発事業(1,997万円)
地域で高齢者サロンを開催している団体に支援を行い、高齢者の交流の場やふれあいの機会をつくります。また、介護予防普及啓発事業として、地区センターなどで簡単な体操や脳トレなどを行う「まちかど運動教室」を開催します。高齢期に健康で自立した生活を続けられるようにするために、フレイル(「健康」と「要介護」の中間の段階)の予防につながる取り組みを進めます。
○高齢者の足を確保
・移動支援事業に対する車両貸与(250万円) 新規
高齢者の移動支援を行う団体に対し、市が車両を無償貸与し、事業の継続につなげ、高齢者の移動手段を確保します。
■フレイルを防ぐ3つのポイント
(1)栄養
食事の改善、口腔機能の改善
(2)身体活動
ウオーキング、ストレッチなど
(3)社会参加
趣味活動、就労、ボランティアなど
▼重点方針 子どもの笑顔と子育て世代の安心づくり
(1)赤ちゃんがお腹にいるときから
○子育て家庭を応援
・住宅新築リフォーム助成金(子育て世帯上乗せ)(1,200万円) 充実
市内事業者を利用して、住宅の新築またはリフォームを行う子育て世帯に対して、子ども1人につき5万円を通常の補助金に上乗せして助成します。
(2)子どもとの暮らしが始まったら
○育児で不安を抱え込まないように
・子育て世帯訪問支援事業(140万円) 新規
家事や子育てなどに対して不安や負担を抱えた子育て家庭や妊産婦などがいる家庭を訪問し、家庭や養育環境を整える事業を行います。
(3)保育園や幼稚園に入ったら
○保護者や子どもをしっかりサポート
・保育園・幼稚園関連経費(21億8,545万円) 充実
保育園や幼稚園の運営・支援を行いながら、保護者の多様なニーズに対応します。配慮が必要な子どもが安心して通園できるよう、加配保育士の配置費用の助成を拡充するなど、保育の支援体制を強化します。
令和6年4月から、3歳未満児の新たな受入先として「しあわせいっぱい保育園 今渡」(小規模保育事業所)が開園しました。
(4)小学校・中学校に入ったあとも
○友達といっぱい遊んで、いっぱい勉強できる環境づくり
・小中学校施設大規模改造事業(12億2,150万円) 充実
照明のLED化やトイレの洋式化などの改修、老朽化した建物の長寿命化など、子どもたちが安全に安心して過ごせる学校施設の整備・充実を図ります。
建築から40年以上経過した桜ケ丘小学校の長寿命化工事を令和7年度末完了に向けて実施し、引き続き安心して学校生活を送れるようにします。また、学校トイレの環境改善のため、全学校トイレの洋式化工事を令和8年度末完了に向けて進めます。
・学校生活支援事業(2億9,133万円) 充実
スクールサポーターや通訳サポーターを配置し、小中学校の児童生徒の学校生活を支援するとともに、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーを充実させ、困りごとの解消を図ります。また、医療的ケアを必要とする児童のため、看護師を新たに配置します。
○全ての子どもの居場所を
・スマイリングルーム増設関連経費(8,272万円) 新規
不登校児童生徒の支援の場であるスマイリングルームを新たに老人福祉センター可児川苑内に開設します。子どもと学校や家庭をつなぐ各種サポーターを増員するとともに、インターネット上に教室を模したメタバース空間などを活用し個々のニーズに合わせた不登校支援を行います。
○病気の予防のために
・インフルエンザ予防接種費助成(2,390万円) 充実
1歳から中学3年生と高校3年生相当の子どものインフルエンザ予防接種費用に対して1回あたり上限2,000円の助成を行います。
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