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美濃桃山陶の聖地 可児

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岐阜県可児市

■黄瀬戸、瀬戸黒の特徴と背景
黄瀬戸は、灰釉が黄色く発色した焼き物です。表面に文様を描いたり、緑釉や鉄釉を落としたりするものもあります。茶碗は少なく、懐石食器として多く作られています。瀬戸黒は、鉄釉をかけた製品を焼成中に窯から引き出して急冷したもので、従来の鉄釉製品に比べ、黒味が強く基本的には茶碗しかありません。これらは16世紀末ごろに焼かれていました。
「瀬戸」という名は、当時のお茶会の記録に「セト」と記載があり、愛知県瀬戸市で焼かれていたと考えられていたためです。しかし実際は、瀬戸では焼かれておらず、昭和5年に荒川豊蔵が陶片を発見したことにより、発掘や研究が進み、可児などの美濃地方で焼かれていたことが分かりました。黄瀬戸は中国陶磁、瀬戸黒は京都の楽茶碗などの影響を受けて誕生したといわれ、高級食器を模倣し、多くの作品を生み出すことで、茶の湯の文化を広める一因となります。

問合せ:歴史資産課
【電話】内線2421

■国際陶磁器フェスティバル美濃’24
INTERNATIONAL CERAMIC FESTIVAL MINO’24, JAPAN
開催期間:10月18日(金)~11月17日(日)

国際陶磁器フェスティバル美濃のメイン催事である国際陶磁器展美濃の作品の審査は、国内外5人ずつの各分野の第一線で活躍する著名な審査員が厳正に行います。8月の最終審査では、全審査員がセラミックパークMINOに集結し、各国から送られてくる画像審査を通過した作品の現物を審査し、入賞作品を決定します。果たして今回のグランプリは誰の手に渡るのか、お楽しみに。
※二次元コードは本紙をご覧ください。

▼第13回国際陶磁器展美濃 審査員の紹介
※国名は在住国

○陶芸部門
・菅谷富夫 日本〈審査員長〉
・田嶋悦子 日本
・ルパート フォークナー イギリス
・クラウディア カザーリ イタリア
・趙(チョ)惠暎(ヘヨン) 韓国

○陶磁器デザイン部門
・石﨑泰之 日本〈審査員長〉
・吉田龍太郎 日本
・山田節子 日本
・パトリック レイモン スイス
・横山いくこ 香港

問合せ:国際陶磁器フェスティバル美濃実行委員会事務局
【電話】0572-25-4111

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