地震や集中豪雨などの自然災害は、いつやってくるかわかりません。
災害時に「自分の命は自分で守る」ために、あらかじめ避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。いざというときに備えて、とるべき行動を決めておきましょう。
■「避難所へ行く」それだけが避難?
「避難」とは、文字のごとく「難」を「避ける」ことです。災害が発生し、停電や断水などが起きても、自宅が安全な場合は、必ずしも避難所に避難する必要はありません。
避難所以外の安全な場所に避難することを「分散避難」と言います。分散避難は、災害時の避難行動における重要な考え方の一つです。
いざというときのために、あらかじめ安全な場所を検討し、災害の種類に応じて、どこに避難するべきかを考えておきましょう。
◇例えば こんなところに分散避難!
・親戚・知人・友人の住居
・ホテルなどの宿泊施設
・浸水の恐れがない場所に移動し、車中またはテントを設営
・倒壊や焼損、浸水などの危険性がない場合、そのまま自宅で避難
■分散避難したらシステムに登録を!
分散避難している方が、行政などの適切な支援を受けるためにも、その人数や支援ニーズ・安否を報告する必要があります。そのシステムが、「分散避難システム」です。
災害時に、自宅や親戚宅、ホテルなど、避難所以外へ避難した時には、安全を確保したうえで、自身のスマートフォンなどから本システムを利用して、避難の状況について報告をお願いします。
詳しくは、市ウェブサイト(本紙QRコード参照)をご覧ください。
・避難している場所で登録 → 避難所へ物資を取りに行く
※避難されている場所に物資が届くものではありません
※必ず物資の支給が受けられるものではありません
■作っておこう!「災害・避難カード」
避難場所を決めておいても、いつ避難を開始するか判断が遅れてしまうと、避難できなくなってしまうかもしれません。
どのタイミングで、どんな経路で、どこに避難するのかなど、災害から命を守る手順を一目で分かるように整理した「災害・避難カード」は、岐阜県公式ウェブサイト(本紙QRコード参照)より、簡単に作成できます。
「災害・避難カード」を作成して、もしもの時に、冷静に行動できるよう準備しましょう。
◇避難経路を確認しておこう!
避難するとき、日頃は通行できる道も、災害時には通ることができない場合があります。ハザードマップを活用し、複数の避難経路を検討してください。
市では、日本語の各種ハザードマップのほか、英語・中国語・ポルトガル語・ベトナム語の洪水ハザードマップを作成しています。市ウェブサイト(本紙QRコード参照)より、ご確認ください。
〔トピックス〕
■備えを欠かさない!市の防災訓練
市では、災害時の行政による救助や支援の強化を目的に、総合防災訓練を行っています。
今年は9月29日に、「市内に震度6弱の地震が発生した」という想定で訓練を実施。市や自衛隊、警察などが連携し、家屋や高層建物、多重事故などの災害現場からの救出訓練や、災害時応援協定を締結している民間事業者と連携したドローンによる物資輸送訓練も実施しました。
11月17日には、市職員と地域住民が協力し、避難所の開設・運営を行うことができるよう、地域防災訓練を行います。今年の訓練は、(1)家庭内備蓄のススメ、(2)災害時のトイレ対策、(3)ペットの災害対策に着目して実施します。
■シェイクアウト訓練に参加してみよう!
防災行政無線で市内一斉に、訓練開始(地震発生の案内)を放送。家庭や職場などで1分程度、安全確保行動(本紙図参照)をとってください。訓練終了の放送はありませんので、1分程度たったら、各自で訓練を終了してください。
日時:11月17日(日) 午前7時30分~
申込:11月16日までに、市ウェブサイト内専用フォーム(本紙QRコード参照)
詳細:防災対策課
【電話】058-383-1190
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