■大切な腎臓(じんぞう)を守りましょう
●腎臓のはたらき
腎臓の主なはたらきは、血液をろ過して老廃物を身体の外に排出することです。腎臓のはたらきが悪くなると、体内に老廃物が溜まり身体のあちこちで不調を起こします。さらに、一度悪くなった腎臓は治療をしても元通りにはなりません。そのため、健康な生活を長く続けていくためには腎臓のはたらきを守ることが大切です。
●腎臓にやさしい生活を心がけましょう
腎臓は細くて小さな血管がたくさん集まってできています。
そのため血管が傷ついたり、詰まったりすると、腎臓もダメージを受けてしまいます。血管を守ることは腎臓のはたらきを守ることにもつながります。
▽食事
塩分、糖分、脂質の多い食事を控える食事はよく噛んで、腹八分目までを心がける
▽運動
・ウォーキング
・ストレッチ
・無理のない範囲で身体を動かす
▽その他
・水分を十分に摂る
・禁煙する
・睡眠・休養をとりストレスをためない
●定期的に検査を受け、腎臓のはたらきをチェックしましょう
腎臓の病気はかなり進行するまでほとんど自覚症状が出ないので、早期発見のためには定期的に検査を受けなければなりません。腎臓のはたらきの程度を調べる検査項目には以下のものがあります。これらの項目で異常値が出た場合は早めに医療機関を受診しましょう。
※町の特定健診・後期高齢者健診でも調べることができますので、対象の人はぜひお申込みください。
▽腎臓の働きがわかる検査
・蛋白尿(尿検査)
・eGFR(血液検査)
・クレアチニン(血液検査)
問合せ:福祉保健課保健係
【電話】54-2117
■5月31日はWHO「世界禁煙デー」
肺の生活習慣病と言われる「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」は、タバコの有害物質により肺に炎症が起こり呼吸困難になる病気です。咳や痰が続く、体を動かしたあとに息が切れるなどの症状がみられます。ほとんどの場合、タバコの害が蓄積したことで発症します。傷ついた肺が健康なもとの肺に戻ることはありません。
タバコの煙にはニコチンやタールなどの有害物質が含まれていますが、喫煙者が吸う主流煙よりも、副流煙の方がはるかに多く有害物質を含んでいて周囲の人に影響します。副流煙の影響で、大人は脳卒中や肺がん心臓病など、子供は喘息やSIDS(乳幼児突然死症候群)などにかかりやすくなります。
●加熱式タバコ、電子タバコは大丈夫…ではありません!
加熱式タバコは、タバコ葉に熱を加えて、ニコチンを含んだエアロゾルを発生させる方式の新型タバコです。電子タバコではコイルを巻いた加熱器で溶液を熱し、発生したエアロゾルを吸い込みます。においや煙が出づらいことから健康リスクが少ないと思われがちですが、ニコチンやタールを含んでいるため加熱式タバコ・電子タバコも要注意です。
●今すぐ卒煙にチャレンジ!
健康増進法が改正され、物価も高騰していて、喫煙者にとって厳しい環境になっていますが、これをチャンスだと思って、「卒煙」にチャレンジしてみませんか。
▽禁煙外来
禁煙補助薬とカウンセリングなど医師のサポートを受けながら禁煙治療を受けます。一定の条件を満たせば医療保険が適用されます。禁煙の成功率が大きく上がると言われています。
▽禁煙補助剤
ニコチンパッチやニコチンガムが薬局で購入できます。吸いたい気持ちを和らげることができます。
問合せ:福祉保健課保健係
【電話】54-2117
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