令和6年8月8日、宮崎県日向灘を震源とする地震が発生し、気象庁は、初めて南海トラフ地震臨時情報に関する巨大地震注意を発表しました。注意の呼びかけは1週間に渡って続いた後終了しましたが、万一の災害に備え、日頃から減災を意識した生活を心がけるようにしましょう。
■食品を備蓄しながら食べていくローリングストック法
「ローリングストック法」とは、普段食べている日持ちする食材を多めに買って、賞味期限の古いものから消費し、食べた分を買い足して補充するものです。できるだけ普段の状態に近い食事がとれるよう、ローリングストック法を日常生活に取り入れ、災害に備えましょう。特に、乳幼児や高齢者、食べる(かむ・飲み込む)機能が弱くなった方や食物アレルギーの方の場合、災害時の食事が大切となるので、災害時を想定して備蓄しましょう。
主菜:ツナ、サバ、イワシ、サンマなど魚介の缶詰や、コンビーフ、焼き鳥などの肉類の缶詰、肉や魚を使ったパスタソースなどのレトルト食品
主食:カップ麺、乾麺など
副菜と果物:梅干し、漬物、じゃがいも、たまねぎ、かぼちゃなどの日持ちする野菜類、野菜ジュース、果物の缶詰やドライフルーツ
■家の中の安全対策
大地震の発生に備えて、家具の安全対策はできていますか?寝室や子ども部屋などには、できるだけ家具を置かないようにし、家具を置く場合はなるべく背の低いものにしたり、家具を固定したりしましょう。また、家具の配置や向きを工夫し、家具が倒れてけがをしたり、出入り口が塞がれないようにしましょう。
▽タンスや棚
天井側をポール式器具で固定したり、L字型金具やワイヤーなどで壁に固定し、開き戸には留め金を付ける。食器棚などのガラスでけがをしないよう飛散防止フィルムを貼る。本棚の場合、重い本を下の段にする。
▽テレビ
粘着マットを敷き、機器の裏側をワイヤーなどで壁やテレビボードに固定する。
▽窓ガラス
強化ガラスに替えたり、飛散防止フィルムを貼るほか、カーテンを閉めておくことでも室内への飛散防止に効果があります。また、ガラスが飛散した際に、けがをしないようスリッパなどを近くに置くのも役立ちます。
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