■令和9年4月の稼働開始に向け工事を開始しました
2市2町(岐阜市、羽島市、岐南町、笠松町)で構成する岐阜羽島衛生施設組合は、4月11日に次期ごみ処理施設建設工事の起工式を終え、本格的な建設工事を開始しました。
建設地は、羽島市福寿町平方地内です。工事の完成は令和9年3月を予定し、翌4月からの稼働開始を目指しています。
現在は、町内の家庭などから排出されるごみを、平成地内の施設で大型車両に積み替えて、三重県伊賀市と長野県佐久市にある民間のごみ焼却場へ持ち込んで処理していますが、新施設稼働後は、羽島市内で処理が行えるようになります。
▼事業の概要
▽事業主体
岐阜羽島衛生施設組合
▽建設地
羽島市福寿町平方地内(敷地面積約31,500平方メートル)
▽工場棟
130t/日(65t×2炉) 24時間稼働
ごみ処理方式:ストーカ式焼却炉
エネルギー回収:発電・場内給湯
建物規模:地上5階(高さ約32m)、煙突高さ約59m
▽管理棟及び地域貢献施設・多目的広場
建物規模:地上4階(高さ約20m)
施設内容:多目的会議室、入浴施設、調理室、キッズルーム、トレーニング室、見学施設(一部工場棟内)、多目的広場(小学生サッカーフィールド程度)
▼4/11(木)起工式を行いました
岐阜羽島衛生施設組合ごみ処理施設建設工事の着工に先立ち、4月11日に羽島市の建設地で起工式を執り行いました。式典には地元関係者や事業関係者らが出席し、工事の安全と建物の無事完成を願いました。工事は、これから約3年にわたり進められます。
■次期ごみ処理施設の建設費等に伴う負担金
次期ごみ処理施設は、岐阜羽島衛生施設組合が事業の主体となって整備を行いますが、建設費や稼働後の維持管理費等については、組合を構成する2市2町が負担していくこととなります。
町の負担金額は、建設費と稼働後20年間の運営費を合わせた総事業費340億円のうち、約76億円になる見込みです。
なお、負担金額はごみの搬入量に応じて関係市町で按分されるため、引き続きごみの減量にご協力をお願いします。
■家庭でできるごみの減量
ごみ処理費用は、焼却施設に搬入する重量で町に請求されます。家庭から排出されるごみの中でもっとも多い品目が厨芥類(ちゅうかいるい)(台所から出る野菜くずや料理の食べ残し)で42パーセントを占めています。
このため、厨芥類(ちゅうかいるい)は、食べきることや、生ごみの水分をしぼって捨てることで重量を減らしましょう。
また、次に多い紙類は、焼却ではなく、資源になるため分別しましょう。
▽減量のポイント!!
(1)買い物前に冷蔵庫や冷凍庫にある食品をチェックし、不要な食品を購入しない。
(2)食べられる分だけ作る。
(3)腐らせる前に使い切る、または食べきる。
(4)生ごみの水切りをする。
(5)生ごみ処理機などを使って、堆肥化する。
▽混ぜればごみ、分ければ資源
町のごみは、車両に積んで三重県や長野県の民間のごみ焼却場へ運ばれており、運搬費や焼却費は重量に応じて支払うこととなります。そのため、重量を減らすことがごみ処理経費の削減につながります。
そこで、厨芥類(ちゅうかいるい)は上記(1)~(5)のポイントを参考に削減し、また紙類については、なるべく分別することで、「ごみ」ではなく「資源」として有効に活用されるだけでなく、町の負担を減らすことになります。
▽ごみの組成調査
町では年に4回、無作為に抽出した複数のごみ袋の中身を広げて、どのような品目のごみが捨てられているかを調査しています。
▽令和5年度の岐南町の家庭から出るごみ等の収集状況をお知らせします
(単位 t)
問合せ:経済環境課
【電話】247-1370
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