■佐藤一斎の言志四録碑文めぐり 恵那の先人の言葉を学ぼう
みんなは江戸時代の岩村町について何か知ってる?岩村町は江戸時代、美濃国岩村藩と呼ばれていて、この地域の政治や経済、教育などの中心地として栄えたんだよ。現在も本町通りの町並みは、当時の面影が残っていて、平成10年、文化庁から「重要伝統的建造物群保存地区」に選ばれたんだ。未来に残していくべき大切な日本の財産なんだよ。
今回エーナは、夏休みが始まったばかりの7月21日に、夏休み子ども講座「岩村散策と碑文めぐり」に参加したよ。小学生のお友達と一緒に、江戸時代の学校「知新館」があった場所に行って、佐藤一斎(いっさい)の銅像を見学したんだナ。一斎は、江戸浜町の岩村藩の下屋敷(現在の東京都中央区)で生まれ、儒学を学び、後の東京大学となる昌平坂学問所で儒学の先生となった人だよ。一斎が書き著した「言志四録」は、人としての在り方や生き方が書かれていて、今も多くの人々に読まれているんだナ。
岩村町には、言志四録が書かれた石碑があって、その中の一つに「少にして学べば、則ち壮にして為す有り。壮にして学べば、則ち老いて衰えず。老いて学べば、則ち死して朽ちず。」という言葉があるよ。人生に無駄なことは一つもなく、生涯学び続けることが大切っていう意味なんだ。
後期の市民講座「秋の城下町散策と碑文めぐり」でも言志四録について学ぶことができるよ。ぜひ参加してほしいんだナ!
問合せ:岩村コミセン
【電話】26-6925
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