■小倉昌弘議員
▽揖斐川町の今後の産業、観光について
1 薬草の年間出荷量は。今後どのような薬草をどのように販売していく計画か。
2 町は友好関係のある自治体などに特産品を勧めているか。
3 町は過去に海外からの観光誘客のため職員と議会の代表がフィリピンへ行った。今後も派遣を継続するのか。
4 揖斐川特設カヌー場は、どこが管理しているのか。
5 粕川オートキャンプ場は閉鎖されたが、粕川も大切な観光資源ではないか。
▽町長
1 本年度の重点事業の一つ「いび薬草の里づくりプロジェクト」の一環として、岐阜薬科大学に地域資源調査を委託し、栽培に適した薬草、薬事法に抵触しない販売方法などについて検討する予定。
薬草の出荷量は、個人が生産・採取しているため、町として正確な数値は把握していない。
2 北海道芽室町とは年に2回程度、互いの町の特産品を購入し合う取組みを実施している。芽室町の観光物販施設等では揖斐川町の特産品を販売していただいている。今後も相互の特産品等の販売やPRに努めたい。
3 フィリピンへの訪問については、当時、外国人労働者の確保という観点で始まったと認識している。何度かフィリピンを視察したことは承知しているが、私の任期中にフィリピンからの観光誘客のほか、その他の目的でも視察団、職員の派遣は行ったことはなく、今後も予定はない。
4 平成24年開催のぎふ清流国体のカヌー競技会場として町が整備。現在は特設カヌー競技場としている。河川占用許可の手続きは町で行い、平常時は競技場として管理ができないため閉鎖。県カヌー協会が主催する大会等に限って利用を許可している。なお、カヌー競技場は、観光施設ではなく、スポーツ施設としている。
5 粕川オートキャンプ場でのキャンプやバーベキューは、利用者によるゴミ問題などの解決策が見出せないことを理由に令和2年8月から禁止しており、再開はできないと考えている。そもそも、辺り一帯は河川敷であるため、構造物等の整備ができないこと、キャンプエリアとそれ以外の区域を明確に区分できないこと、周辺に多くの民家があることなどからオートキャンプ場として整備する条件を備えていない。
■衣斐良治議員
▽人間ドックの助成について
早期発見、早期治療により重症化を防ぎ、健康寿命の延伸と医療費抑制のため、国民健康保険加入者に人間ドックの費用を助成してはどうか。
町は特定健康診査や各種がん検診を行っているが、これらが1日で済む人間ドックは有用であるが、費用が高額である。
▽町長
生活習慣病を予防する目的で法的に位置づけられている「特定健康診査」と「がん検診」を受診することで人間ドックとほぼ同様の検査項目を安価で受診できることから、町はこれを推奨してきた。しかし、「特定健康診査」と「がん検診」は組み合わせによっては受診に日数を要し、半日または1日で効率よく受診できる人間ドックを望まれる方がいることも事実。今後、人間ドック費用の一部助成を含め、更なる受診率向上対策を検討し、町民の病気の早期発見・早期治療に努めたい。
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