■ルーキーハンターに聞く、ハンターになるためのロードマップ
地域おこし協力隊の山本圭汰です。林業にチャレンジするために白川町に移住しましたが、もともと狩猟にも興味がありました。狩猟には免許が必要なため、僕の場合は「わな猟免許」、「第一種猟銃免許」を取得して、この冬にハンターとしてデビューしました!
免許の取得に必要な書類がたくさんあるので、事前に調べて準備しておくことをおすすめします。また、事前に狩りや猟友会の雰囲気を知っておくとよいと思うので、気になる方はぜひ声をかけてください。それでは、ハンターになるための道のりをご紹介します!
(1)まずは相談
狩りや猟友会の雰囲気を知るため、まずは地域の猟友会の方に相談してみましょう。狩りに連れて行ってくれるかもしれません!
(2)計画を立てる
狩猟に必要な免許は様々です。役場農林課にも相談しながら、免許の取得や猟友会への入会、道具の購入などについて計画を立てましょう。
(3)試験を受ける
免許を取得するために、都道府県ごとに実施される試験を受けます。様々な参考テキストがあるので、狩猟に必要な知識を身につけましょう。
(4)活動の準備
免許に受かったら、必要な手続きを済ませ、猟友会に入会して活動に必要な道具を準備しましょう。「銃砲所持許可」の手続きもお忘れなく!
(5)狩猟デビュー
ついに狩猟デビュー!猟友会では、グループで「巻き狩り」と呼ばれる狩猟を行います。週末の狩りに参加して経験を積みましょう!
(6)打ち上げ
猟友会の皆さんは、狩猟の後の打ち上げが一番楽しいとお話しています。いろんな話が聞けるので、ここでも勉強させてもらっています!
■狩猟免許の種類
※狩猟を行うには免許が必要です
◇わな猟免許
設置して獲物を捕獲する「わな」を使って狩猟を行うための免許。
「わな」には、くくりわなやはこわな、はこおとし、かこいわななどの種類があります。
◇網猟免許
手動で獲物をからめとる「網」を使って狩猟を行うための免許。
「網」には、むそう網やはり網、つき網、なげ網などの種類があります。
◇第一種猟銃免許
火薬の燃焼を利用して弾を飛ばす「装薬銃」を使って狩猟を行うための免許。猟銃(散弾銃・ライフル)や、第二種猟銃免許の対象である空気銃が含まれます。
◇第二種猟銃免許
圧縮空気や炭酸ガスを利用して弾を飛ばす「空気銃」を使って狩猟を行うための免許。空気銃は小型な鳥獣を近距離から狙います。
※猟銃による狩猟を行うためには、免許の他にも『銃砲所持許可』が必要となります
※狩猟免許を持ち都道府県への申請等を行えば、指定された狩猟鳥獣に限り、狩猟期間や狩猟区域の条件を満たす場合に「狩猟捕獲」を行うことができます。
■鳥獣被害対策実施隊員としての活動と支援について
◇鳥獣被害対策実施隊員が、地域の害獣駆除に取り組んでいます!
鳥獣被害対策実施隊員は、鳥獣による被害を防止するために町の鳥獣被害対策実施隊に所属して、被害防止計画に沿って捕獲罠や防護柵の設置、害獣の駆除などの活動に取り組んでいます。
猟友会で活動する猟師の皆さんには、鳥獣被害対策実施隊員としてもご活動いただいています。
◇白川町鳥獣被害対策実施隊員育成事業
町では、鳥獣被害対策実施隊員の活動を応援するため第一種狩猟免許の取得に要する経費の一部に対して、10万円の補助金を交付しています。(令和6年度から補助金上限額を30万円に引き上げる予定です)
その他にも、国や県による様々な施策がありますので、詳しくは役場農林課農務係までお問い合わせください。
「免許の取得に向けサポートします。お気軽に相談してください!」
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