文字サイズ
自治体の皆さまへ

能登半島地震から学ぶ防災(2)

2/28

岐阜県白川町

■備えて安心 今日からできる防災対策
◆01 住宅の耐震補強・家具の転倒防止
地震は揺れの前兆がなく、突発的に発生することから事前の対策が必要不可欠です。
住宅の耐震診断の一つの目安としては、築30年以上の住居は、診断を行ったほうが安心といえます。
また、家具等の転倒防止については、L字金具等で固定するのが確実ですが、家具と天井の隙間に段ボール箱を詰め、家具の下に滑り防止ストッパーを入れるだけでも転倒を防ぐ効果があります。耐震診断や家具の転倒防止対策について、詳しくは、本紙のQRコードをご覧ください。
・耐震診断・家具固定啓発サイト(総務省消防庁)
・木造住宅耐震診断について
・段ボール箱による家具転倒防止動画(YouTubeにて公開)(提供:一般社団法人防災機器検査協会)

◆02 「自助・共助」に向けたコミュニケーションや訓練への参加
避難所の運営については、行政との連携を図りながらも「自助・共助」の姿勢で取り組んでいくことが必要不可欠です。日頃から近隣で声を掛け合い、自治会等の行事には積極的に参加しコミュニケーションを深めましょう。近隣の住民の方で寄り添い助け合うことが大切です。また、以下のように防災アドバイザーが出張し、様々な講座や訓練の実施をお手伝いさせていただくことも可能です。
美化作業やちょっとした行事の際など、地域の皆さんが集まるついでに防災訓練を企画してみませんか。

◇防災アドバイザー派遣予定

◆03 備蓄品(非常用持出袋)の準備
日頃から、食料品はローリングストック法(普段の食品を多めに購入し、賞味期限を考えながら消費し、買い足していく方法)を用いて、備蓄品を準備しておきましょう。避難するときにまず持ち出すべきものの一例を以下のチェックリストにまとめました。こちらのリストを活用して備蓄品の準備をし、必要に応じて非常用持出袋に入れ、玄関など持ち出しやすい場所に置いておきましょう。

◇非常用持ち出し品チェックリスト
・家族構成に応じて準備することが重要です。
・最低3日分(できれば1週間分)の準備をしましょう。
貴重品類:
・現金(小銭を含む)
・通帳、印鑑
・保険証、免許証など
感染症対策:
・マスク
・手指消毒液
・タオル、除菌ペーパー
・ビニール袋
生活用品:
・軍手、スリッパ
・ライター、マッチ
・筆記用具
・携帯用トイレ
・着替え、歯ブラシ
・寝袋、雨具
非常食品:
・乾パン・缶詰など
・飲料水
避難(情報収集)用具:
・携帯電話(充電器含む)
・モバイルバッテリー
・携帯ラジオ
・懐中電灯
・予備電池
・ヘルメット、防災ずきん
・笛
救急用具:
・救急用具
・常備薬、お薬手帳

地震に対する防災を特集しましたが、白川町は大雨の影響などにより土砂災害や河川の氾濫の危険と常に隣り合わせです。今回の特集内容に併せて、令和5年6月号で特集した水害対策をいま一度確認しておきましょう。また、以下の表を参考に、避難情報等に対しての自身の行動を確認しましょう。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU